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今でも遺族が「直視できない」と語る写真も 御嶽山の噴火からもうすぐ4年、写真展開催

報道局
愛知岐阜特集 2018/6/5 11:20

 

 6月3日まで東京の目黒区美術館で開かれていた写真展、4年前の御嶽山の噴火を記録した「御嶽山噴火災害、あの日からの写真展」。

 死者58人、行方不明者5人を出した火山災害を忘れないためにと、遺族や生存者が企画しました。

 遺族が初めて見る写真も少なくないなか、1枚の写真をじっと見つめる男性がいました。

「あ、これだ!これ照利(あかり)だ。もう逃げなきゃっていうときだったと思う」(長山照利さんの父 幸嗣さん)

 

 

 噴煙が迫る中、頭を抱えているようにも見える少女。豊田市の長山照利さん(当時11)。頂上付近で噴火に巻き込まれました。

 会場には写真だけでなく、死者・行方不明者たちの遺留品も展示されていました。家族の元へ戻された、破れた照利さんの衣服や帽子、そしてリュックサック。照利さんが直面した厳しい状況を物語っています。

 「毎日(照利を)思わない日はない。4年たとうが、何十年たとうが、あの日を忘れることはない」(父 幸嗣さん)

 

 

 展示された遺留品の中に、今もなお火山灰がこびり付いたタオルが。当時、このタオルを手にしていた刈谷市の野村亮太さんは、今も行方不明のままとなっています。

 写真展には当時、亮太さんと一緒に登山していた、おじの正則さんの姿も。

「あれは、ぼくが最後に撮った写真ですね」(野村亮太さんのおじ 正則さん)

 

 

 正則さん自身も被災者のひとり。4年たった今も、噴火のすさまじさを物語る写真を見るのは辛いことだと話します。

「直視できる写真とできない写真があって、亮太の写真は直視できない。当時の記憶がよみがえる」(おじ 正則さん)

「手荷物は見つかったので、あとは本人だけ。少しでも早く捜索はしたい。1年でも、1か月でも、1日でも早く」(野村亮太さんの父 敏明さん)

 御嶽山は、早ければ今年9月にも火口1キロ圏内の立ち入り規制が解除される予定。解除の時期にあわせて、被害者の会では再捜索や慰霊登山を行いたいとしています。

 

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