2011年01月31日 14時00分

シグナス森林鉄道をご存知ですか?(1)

妙見山ケーブルの終点「ケーブル山上駅」を降りると
そこから「能勢妙見山」に向かうのが本筋なのでしょうが
そこには向かいませんでした。
理由は写真のとても可愛い遊覧鉄道「シグナス森林鉄道」。

写真の場所が「ベガ駅」で、そこから「アルタイル駅」までの
340メートルを一周10分で結んでいます。
軌間は15インチ(381ミリ)で、能勢電鉄のHPによれば
車両・線路は全て能勢電鉄の社員による手作りだそうです。

遊園地の乗り物に大の大人が一人で乗るのは結構勇気がいり、
私も普段なら乗ることは無いのですが、この時ばかりは妙に心惹かれ
幸いというか、日曜日なのに不幸というか
他のお客さんが殆どいなかったおかげで
この「シグナス森林鉄道」に乗車することが出来ました。

今、その時のことを思い出しながら書いていますが
そもそも遊覧鉄道の「シグナス森林鉄道」が
どんな“鉄道”かということはあまり興味がありませんでした。
多分、「一応見ておこうかな」程度だったと思います。

それが一目見て・・・惚れてしまいました。
手作り感バリバリで、実物を見ないと決して分かってもらえないと
思いますが、本当にいい味を出しています。

でも、この「シグナス森林鉄道」はそれだけではありませんでした。
乗ってみて始めて…、とにかく只者ではなかったのです。

2011年01月31日 8時00分

「トンネルウォーク」落選しました。

「名古屋市長選」・「愛知県知事選」・「名古屋市議会の解散投票」の
選挙運動の真っ最中ですが、私は落選しました。

何っ?と言えば、2月20日(日)10:30~開催予定の
名古屋市営地下鉄『桜通線』野並・徳重間開通記念イベント
「トンネルウォーク」の参加者募集にです。

先週、写真のはがきが名古屋市交通局から私宛に
到着してしまいました。
“やはり”というか“案の定”とは思いつつも落胆は隠せません。

そもそもハードルが高そうではありました。
A 地域の方 (参加者全員が緑区、天白区にお住まいの方)
B 一般の方 (A以外の方)
以上の2パターンの募集で、Aの募集人員が300名で
Bの募集人員が400名。
私のような南区民はBで応募するしかなく、
ハードルが高いのは承知していたものの、
残念ながら願いは届きませんでした。

知り合いの『緑区民』は「当選した」と一昨日仰っていましたので
せめて次回お会いした時に“土産話し”でも聞ければと
思っています。

ところで最近こうした応募は、『ネット』もしくは
片道の『はがき』での応募が多く、
「当選者のみ通知」のパターンが一般化しているのでは
ないでしょうか?
今回の応募は『往復はがき』だったので
とりあえず届けばとっとと“諦め”がつくというものです。
・・・負け惜しみですが。

それはともかく、今朝は“落選”すると、こういう『はがき』が
来ると言うお話しでした。チャンチャン!

2011年01月30日 18時09分

妙見ケーブルをご存知ですか?(2)

今回、この妙見ケーブルをこの時期にUPしようと
思ったきっかけは、実のところ冬季休業中であるということ。
「ケーブル山上駅」周辺にはちょっとした公園と
ハイキングコースがあるにも係わらず、
冬季休業期間中は土日でも運転されていません。

そんな話しは少しお休みして、
写真は高低差229メートルを毎日(今は…ですが)行き来している
車両で「ほほえみ号」と言います。
写真より実物の方が、多分、色の感じが良くみえるはずです。
小ぶりな車体ですが、昭和35年の開業時からズーっと使われており
既に齢(よわい)50年を超えています。
ということは1月9日にUPしたオーストラリア/シドニー近郊の
「ジグザグレイルウェイ」の気動車と同い年で
向こうでは保存観光鉄道の『ビンテージカー』、
こちらではバリバリの現役車両という違いがあります。

ところで、神社仏閣への足としての鉄道が開通した事例は
枚挙に遑(いとま)がないですが、所謂鉄道線が旅客の減少により
相当数が廃線となっている一方、
多分、一般の鉄道線に比べ、少人数の乗客でも
経営的にはやっていけるであろう
ケーブルカーはまだまだ踏ん張っていると言っても
過言ではないと思っていましたが…。

とはいうものの、本来、安定した需要とも言える参拝客を運ぶことが主力で、
冬という季節要因のある観光路線ではないはずの妙見ケーブルでさえ
この状況ということは、やはり他の地方私鉄同様、
その将来を悲観的に考えてしまうのは私だけでしょうか?

春から秋にかけての観光客+初詣等の参拝客で
経営的に十分という事であればそれはそれで良いのですが…。

2011年01月30日 9時13分

妙見ケーブルをご存知ですか?(1)

能勢電鉄の「妙見ケーブル」です。
このケーブルの終点から更にリフトを乗り継いだ先にある
「能勢妙見山」への参拝の足として昭和35年から
能勢電鉄の路線として運営されています。
●昨年は、妙見ケーブル再開50周年でした。
※写真では、路線の全景は見えていますが
 ケーブルカーが米粒で申し訳ありません。

ところでこのケーブルの線名は『鉄道要覧』には記載されていません。
一方で、能勢電鉄の公式HPの“会社概要”には『鋼索線』と
記載されているので、線名という意味では「妙見ケーブル」ではなく
やはり『鋼索線』が線名なのでしょう。
この点は「Wikipeia」でも触れられています。

これと言った特徴はあまり感じないケーブルで、
「黒川駅」~「ケーブル山上駅」間、0.6キロを
5分ほど結んでいます。
あっ、一つだけ大きな特徴が…。
軌間が広軌の1,435ミリで、
日本のケーブルカーでは「伊豆箱根鉄道/十国鋼索線」と
ここの2箇所だけの珍しいゲージです。(間違いないはず)

私が乗車したのは、平成15年12月14日(日)で
このケーブルに乗るため、私は能勢電鉄の終点「妙見口駅」から
15分ほどの道程(みちのり)を歩きました。
バスもあるのですが、本数が少なくこの選択をしました。
「黒川駅」発12:00
「ケーブル山上駅」着12:05
話しをややこしくして申し訳ありませんが
この日は、この妙見ケーブルに乗車した後、
摩耶ケーブル~六甲ケーブルの順番で乗車しています。

ところで、乗車日にご注目!
ここで“ピン”と来た方は相当の「ケーブルカー通」です。
実は、今年度は12月6日から3月16日まで、年末年始や
能勢妙見山の行事がある2月11日を除いて冬季休業中なのです。

いつからこの『冬季休業』が始まったのかは知らないのですが
やはり正式名称『無漏山眞如寺境外(けいがい)仏堂能勢妙見山』への
冬場の参拝客の減少しているのでしょう。
とにかく、次にこのケーブルに乗れる日は2月11日です。

2011年01月29日 17時38分

風前の灯!摩耶ケーブル(3)

『まやビューライン夢散歩』摩耶ケーブルの終点「虹の駅」から
「摩耶ロープウェー」を乗り継ぎ到着した
「星の駅」下車直ぐ目の前ある
摩耶山掬星台(きくせいだい)からの眺望です。

昼間でもこれだけの絶景ですが、
「手で星を掬(すく)える」という名前の由来の場所だけに
「100万ドル」ならぬ「1000万ドル」の夜景の名所だそうで
観光客もさることながら
市民にとっても昼は遠足、夜(?)はデートの名所であったりで、
“思い出”の多い場所のようです。

話しは脱線しますが、私は「高い所」から「下」を
眺めるのが好きで、戦国時代に武将たちが高い山の上に
お城を構えたのは、単に『守り』のためだったとは思えません。
(見当違い?)
子供達が小さかった頃は私が率先して大観覧車に乗ったり
飛行機だけではなく熱気球なども乗ったことがあります。
また、「鉄道の絶景ポイント」を問われた時には
「篠ノ井線の姨捨」「肥薩線の矢岳越え」を真っ先に挙げるほどで
私だけではなく、多くの方達の賛同は得られると思っています。
また高い所から“広い景色”を眺める観光地は日本だけではなく
世界中にあります。

さて話しがどう繋がっていくかと言うと
昨年の11月8日に、「函館山の夜景」の話しを書いていますが
乗客はとても多く、ロープウェイも最新式のものでした。

ここ「掬星台」からの夜景を、私は写真でしか見ていないのですが
それが『函館の夜景』に大きく見劣りするとは思えません。
勿論、乗り継ぎが必要で、一本で展望台に行けないと言う不利は
ありますが、観光地としての「神戸」の地位は低くは無いはず。
それだけに夜景(絶景)ポイントとしての「掬星台」が
世間にもっと知られ
「摩耶ケーブル」に明るい兆しが見えてくることを
既に手遅れの感が無きにしもあらずですが改めて願うものです。

2011年01月29日 8時36分

風前の灯!摩耶ケーブル(2)

摩耶ケーブルの車両は2両。
写真は1号車(ゆめあじさい)で、
私は2号車(にじあじさい)に乗ってこの写真を撮影しました。

昭和30年製ですので、「そんなに新しくは無い」どころか
半世紀を越えてなお現役の古豪です。
この辺りはやはり鉄道ならではですね。

車体には、動物たちの絵が描かれ、楽しい雰囲気を醸し出しています。
また、車両前面の窓下に、ヘッドマークの様なモノが
確認できると思いますが、1号車・2号車とも
「MAYA2001」の文字があり、
復活した「摩耶ケーブル」を象徴しているようです。

そんな「摩耶ケーブル」ですが、
神戸新聞の昨年10月25日の記事によれば、
昭和31年の年間99万人をピークに乗客は減り続け、
採算ラインが70万人にも係わらず、
一昨年の平成21年の乗客は27万人とのこと。
赤字は年間で1億円を超えているそうです。

このため、神戸市では平成23年度中にも
廃止の手続きにも入るようで、
住民や市議会議員から、存続に向けての要望も出されては
いるものの、見通しは決して明るくはありません。

「乗るなら今の内」等と言う発言は、
あまりにも「鉄」的な見方で、軽々に言うことは憚られますが
この「摩耶ケーブル」とその先にある「摩耶ロープウェイ」を
乗り継いで行った先の“摩耶山”は市民の憩いの場として
『思い出』を持つ方も多いようなので
今後の進展に目が離せない状況となっています。

2011年01月28日 18時32分

風前の灯!摩耶ケーブル(1)

写真は、神戸市にある通称「摩耶ケーブル」の
麓側にある「摩耶ケーブル駅」です。
このケーブルの正式名称は
『財団法人神戸市都市整備公社/摩耶ケーブル線』で
「摩耶ケーブル駅」~「虹の駅」間の0.9キロを結んでいます。
ところで「虹の駅」の名称は、摩耶ケーブルの公式HPや
時刻表で使われているものですが、
国土交通省鉄道局監修の「鉄道要覧」では
「虹の駅」ではなく「虹」の一文字ですので、
こちらが正式名称と思われます。

元々「六甲摩耶鉄道株式会社」が運営していたのですが、
阪神・淡路大震災で被災し、その後神戸市都市整備公社に
無償譲渡され、平成13年に復活を遂げ現在に至っています。

写真の「摩耶ケーブル」駅はその麓側にある駅で、
運転再開時にログハウス風に建て替えられたものです。

私のこの線の乗車日は平成15年12月14日で、
実は、これまでにUPした「六甲ケーブル」と同日で
順番としては、こちらを先に乗っています。
●摩耶ケーブル駅発15:00
●虹の駅着15:05
※「摩耶ケーブル」~「六甲ケーブル」間の移動は、
山側終点の「虹の駅」からロープウェイに乗り継ぎ「星の駅」へ。
そこから「六甲ケーブル/六甲山上駅」行きのバスに乗っています。

ところで、大正14年生まれのこのケーブルが
今、存亡の危機を迎えています。
理由はご他聞にもれず赤字!(続く)

2011年01月28日 8時07分

映画「GANTZ」の中の『鉄道』。

上の写真を見ただけで『あっ「GANTZ」だ!』と分かる方、
「鉄」+「コミックス」にも造詣がある方とお見受けします。

「GANTZ」は、2000年(平成12年)から
「週刊ヤングジャンプ」で連載され、
コミックスが累計で1500万部を突破している
超人気SFアクションコミックで、
その実写版映画の「PARTⅠ」が明日(1月29日)から
全国東宝系で公開されます。
その「GANTZ」の主人公(?)とも言えるのが
この黒い謎の物体です。
●映画「GANTZ」には中京テレビも出資しており
 私は既にこの映画を見ています。悪しからずご了承下さい。

映画については映画「GANTZ」の公式HPで
ご確認いただきたいのですが、さてこの映画と「鉄」との関係は?

それが下の写真なのですが、勿体を付けてもしょうがないので
最初からネタばらししますが、「東京臨海高速鉄道りんかい線」
『大井町駅』の“大崎方面”のホームです。
入線する「70-000型」の先頭車がぶれているのでも
分かっていただけるかと思いますが結構なスピードで入線します。

今回、この『大井町駅』で撮影したシーンが
映画「GANTZ」で重要な役割を果たしています。
地下駅なので地上駅とは違い、何時に撮影しても条件は同じのため
終電から始発までの間に撮影が行われた訳ですが
「東京臨海高速鉄道」の全面的な協力ぶりが伺えます。
●駅名は劇中の「山王駅」に変えられています。

映画・ドラマ等に「鉄道」が出てくるシーンは結構ありますが、
駅頭等の短い時間の撮影の場合はまだしも、
電車内やホームで、実際に電車を動かしたり止めたりしての
撮影が必要な場合は、関係各所との様々な調整が必要で
鉄道会社の全面的な協力なくしては成立しません。
●その点は、去年の9月24日のブログでも少し触れています。

テレビCM等に出てくる鉄道会社が結構限られているのも
そんな理由からと思って頂いてもあながち間違いではありません。

ということで映画「GANTZ」をご覧頂き、
「東京臨海高速鉄道」がどんな重要パートを担っているのかは
スクリーンでご確認下さい。
●私が係わっているから言う訳ではありませんが
原作を知らなくても、この映画、面白いです。

2011年01月27日 18時03分

六甲ケーブル(3)屋根がオープンで良い感じ。

六甲ケーブルの車内です。

2両編成の内、麓側の車両はご覧の通りトロッコ列車の如くで、
屋根がガラス張りということもあり、
まるで貨車の『トラ』(無蓋車)にでも
乗っている気分が味わえます。
JR四国の予土線では、『トラ45000形』改造の
トロッコ列車「清流しまんと号」が走っていますが
屋根の分だけ、それよりも開放的な気分が味わえるかも???
と言っても私は「清流しまんと号」には乗っていないので
無責任な発言をお許し下さい。
もっとも貨車の『トラ』の荷台にも乗ったこともありませんが…。
(そんなことをした経験があったら、それはそれで問題かも?)

話しを戻しますが、麓側・山側の車両とも
このレトロモダンな雰囲気漂う内装のイメージは共通で
とても品が良く、観光鉄道しての要素として
私が重要視している「楽しく乗れなければ観光鉄道じゃない」
(※)をクリアーしています。
※このキャッチコピーは1980年代の「フジテレビ」の
「楽しくなければテレビじゃない」をパクっています。(笑)

ケーブルカーが観光鉄道であることに異論を
唱える方はあまりいないと思いますが、
内外装とも『楽しい乗り物』を感じさせてくれ
「乗ってみたくなるケーブルカー」は
私の個人意見的な意見としては少数派です。

他のケーブル鉄道事業社も、車体の更新時期が来たら
予算の問題はあるのでしょうが、少し“楽しさ”の要素を
付け足していただければと思います。

2011年01月27日 8時00分

六甲ケーブル(2)レトロな六甲山上駅。

昨日の「クラシックタイプ」のケーブルと
同色のバスがいる「六甲山上駅」です。

ここを起点に「六甲巡り」をする観光客も多数います。
だからこそ“2両編成”というケーブルカーでは
珍しい『大量輸送軌間』(と言っても良いと思っています)として
存在しています。

昭和7年3月の開業時からの建物だけあり、
そのどっしりとした風格を感じさせる佇まいは
個人的には、国の「登録有形文化財(建造物)」と同等の
価値があり、もっと評価されるべきと思っています。
※平成12年の第一回「近畿の駅百選」に選ばれています。

ところでこのケーブル、平成7年1月17日発生の
「阪神・淡路大震災」を抜きに語ることは出来ません。
この地のJR・私鉄同様、このケーブルも運休を余儀なくされ
復旧まで半年を有し、その開通は7月でした。
尤もお隣の「摩耶ケーブル」の運休期間が長期に渡ったのに比べ
早い時期の開通ではありました。

私は、「阪神・淡路大震災」の取材で、
平成17年1月20日過ぎから3月中旬まで
断続的に神戸に通っており、
六甲の表側(南側)と裏側(北側)の被害の落差は大きく、
私を含めた取材スタッフは、表側のホテルが稼動していなかったため
“裏六甲”のホテルに本拠地を構えていました。

当時「六甲山上駅」周辺は、あまり被害を感じさせなかったものの
「六甲ケーブル下駅」近辺の被害の甚大さに驚いたことを
今も、昨日のように覚えています。
震災時の取材については、このブログで書くべきかは
逡巡するところですが、
この震災時に、一般の鉄道が日々『復旧区間』を伸ばしていき
地元住民に与えるインパクトの強さをこの目で見た人間として
ケーブルカーの様な“観光鉄道”の復旧も
ある種の“復興への希望”を与える出来事だったのでは
ないでしょうか。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!