中京テレビ 番組審議会

第435回(平成24年4月10日実施)

1.開催年月日

平成24年4月10日(火)

2.開催場所

中京テレビ本社 特別会議室

3.出 席 委 員

委員総数:10名 出席委員数:10名

加藤延夫 委員長
的場正美 副委員長
鈴木誠 委員
加藤幸兵衛 委員
川合伸子 委員
安住恭子 委員
佐合広利 委員
江崎貴久 委員

田口邦子 委員(文書参加)
中村克央 委員(文書参加)

 

4.議題

(1)社側報告

  • 新年度 委員紹介
  • 正副 委員長改選
  • 2011年下期 番組種別公表について
  • 編成報告「4月番組改編について」

(2)番組合評
『マザーズ「特別養子縁組」母たちの選択』
<2012年3月25日(日) 25:50〜26:20放送>

5.議事の概要

中京テレビ制作『マザーズ「特別養子縁組」母たちの』について合評した。 委員からあらまし次のような意見が出された。

  • 自助社会だけでなく協力社会や絆社会を目指していく事で、人の命を守り続ける事を伝える番組になった気がする。テレビでなければこういう番組は作れないと思えてならなかった。
  • 赤ちゃんを産んでも育てられなかった母親から産むことができなかった母親へ、という言葉に抵抗感を覚えた。産んでも育てられなかった母という言葉はお母さんを思って出た言葉か。私なら、産んでも育てる術がなかったとか、どうしても育てられなかった、とする。この言い方の方が、思いやりが伝わったと思う。
  • 14歳の中学生の子供さんの妊娠中のお腹の映像は、子供なので一定の配慮が必要だと思う。あの場面を放送する必要性があったか、その辺がよくわからなかった。
  • 24年前から特別養子縁組制度があったことに驚き、もっと周知されるようなシステムを作っていくためにも、この問題を追っていただけたらと思う。子供を育てることや家族とは何かをもっと深く考えることができるのではないかと思う。
  • 番組を見ていると法律が決めた基本ルールとこの団体が決めたシステムとが混同されてしまう恐れがあると思った。こうした団体が生まれても構わないし、望ましいことだとは思う。団体が生まれてきた位置づけを説明する必要があったと思う。
  • 番組のDVDが流布される訳ではないと思うが、番組が作られた事実、内容そのもの、また見た人の記憶の中に残る。だから、あそこのパン屋さんは実子ではない、特別養子縁組制度によって育てられている子供だとわかった場合どうするのか。制作者は、そういう事態になった時に制度の精神に違反する結果を生むのではないかということまで考えておつくりになったのかどうか、心配になった。

▲このページの上部へ移動