第481回(平成28年11月1日実施)
1.開催年月日
平成28年11月1日(火)
2.開催場所
中京テレビ本社 特別会議室
3.出 席 委 員
委員総数:8名 出席委員数:6名
【出席委員の氏名】
佐合 広利 委員長
加藤 幸兵衛 副委員長
川合 伸子 委員
江崎 貴久 委員
安住 恭子 委員
谷 誠 委員
【欠席委員の氏名】
岩渕 貴美子 委員
竹中 千里 委員
4.放送事業者側出席者
小松 伸生 (代表取締役社長)
鈴木 要一郎(常務取締役編成局長)
三輪 保太郎(取締役報道局長)
伊豫田 祐司(取締役制作局長)
田村 雅則 (業務監理局長)
居阪 愼一 (編成局次長兼編成部長)
藤本 明 (業務監理局放送審議部長)
筧 厚子 (業務監理局放送審議部)
5.議題
- 番組種別放送時間の報告
- 「BPO放送倫理・番組向上機構設立の経緯と役割」
講師 BPO 三好晴海専務理事
6.議事の概要
- 2016年度上期の番組種別放送時間の報告を行った。
- 「BPO放送倫理・番組向上機構設立の経緯と役割」について講演
講師 BPO 三好晴海専務理事の発言の要旨- BPOの設立については、テレビ番組のやらせ問題や人権侵害、青少年へ与える影響など放送倫理が社会的関心事となった事例をあげ、「自分たちが放送したことは自分たちで責任をもち、法律や権力から批判される前に、自主的に課題を抽出して自分たちで正していこう」という考えで発足させたと説明があった。また、ジャーナリズムは公権力の介入を防ぐ必要があり、表現の自由を守るために放送界が自主・自律の精神でBPOを立ち上げたと強調した。
- 最近のトピックとして、放送倫理検証委員会と放送人権委員会の二つの委員会で同じ番組を審議・審理したケースを取り上げた。二つの委員会が同じ番組を議論するのはどうなのかと議論があったが、この番組からの最終報告も検討したうえで、BPOが公正・公平な判断をした方が放送界にとって良いと結論し、両委員会で取り上げることになった。結果、この番組には両委員会とも厳しい指摘を行ったと報告があった。
- 番組審議委員からは「BPOが放送局の自主・自律をサポートしてこられ、放送局は変化したのか?」という質問があった。これに対し、委員会決定を通知した放送局の局員や制作プロダクションの方々とその後も意見交換や議論を交わしていて、自律心や自浄努力は確実に高まってきていることを実感しているとの答えがあった。
- BPOの各委員会が何を放送局に指摘しているのか、何が課題だと言っているのかを、すべての放送局で考えるきっかけにして欲しいとBPOの役割についての説明があった。