第502回(平成30年11月13日実施)
1.開催年月日
平成30年11月13日(火)
2.開催場所
中京テレビ本社 役員会議室
3.委員の出欠
委員総数:9名 出席委員数:5名
【出席委員の氏名】
佐合 広利 委員長
川合 伸子 副委員長
岩渕 貴美子 委員
竹中 千里 委員
谷 誠 委員
【欠席委員の氏名】
江崎 貴久 委員(書面参加)
安住 恭子 委員
郡 健二郎 委員(書面参加)
加藤 亮太郎 委員(書面参加)
4.議題
- 社側報告
- 再免許交付に関する報告
- 番組種別放送時間の報告
- 訴訟に関する報告
- 視聴者センター、BPO報告
- 合評番組
「マザーズ ~“縁組み家族” 君がくれた幸せ」
<2018年10月13日(土)25:10~26:10頃 放送>
5.議事の概要
- 再免許交付に関する報告を行った。
- 番組種別放送時間の報告を行った。
- 訴訟に関する報告を行った。
- 2018年10月の視聴者センター報告、BPO報告を行った。
- 「マザーズ ~“縁組み家族” 君がくれた幸せ」<2018年10月13日(土)25:10~26:10頃 放送>について合評した。委員からあらまし次のような意見や要望が出された。
- 三木さん夫婦が特別養子縁組による親子の関係を、パン屋のお客さんや幼児教室のママ仲間に伝えているのはとても素晴らしいことだと思った。ただ、これは岡山県の山の中というか人里離れた環境がうまく受け入れてくれているからかなと思う。これが都会だったらこうはなっていないのではないか。
- 大人の方から見れば、真実を告知してすっきりしたかなとは思うけど、子供たちは自分の意思で生まれてきたわけでもないし、養子になったわけでもない。また、テレビでそれを伝えることを望んだわけでもない。なので、周りの大人がずっと見守ってあげなくてはいけないなと強く感じた。
- 幸太郎君が特別養子縁組により三木さんの家に来たときの番組もここで見たことを記憶している。その3年後、6年後を今見せてもらい、妹もできて、見ている側にとっても、とても感慨深いものがあった。
- 幸太郎君が養子だということはもちろんわかっていいけれども、実のお母さんが手放した経緯まで大っぴらにしていいのだろうか、と若干思った。
- 次にこういう番組を企画するときには海外の事例を紹介していただきたい。これから先、日本も外国人の労働者が増えるかもしれないというような社会で、ダイバーシティの問題というのは非常に重要だと思う。
- 昔から生みの親より育ての親という言葉があるけれど、そういった観点がずっと全編通して出ていた感じがした。ただ、気になったのは、親の立場、大人の立場での表現になってしまっている気がした。
- 長期間にわたるドキュメントはすばらしい。継続性の大切さを再認識した。次回以降は、縁組み家族の光だけでなく影を突っ込んで取材してほしい。
- この番組は本当に奥が深い。登場する人たちそれぞれの口には出せない思いが表情やしぐさからにじみ出ており、それを映し出せていたと思う。
- 我が家の子供たちの成長を記録した8ミリを見終わったときに味わうような満足感があった。特別養子縁組がなかなか進まない中でこのような放送をしてきた中京テレビは重い責任を持っていると思う。引き続き番組制作を続けていってほしい。