第503回(平成30年12月11日実施)
1.開催年月日
平成30年12月11日(火)
2.開催場所
中京テレビ本社 役員会議室
3.委員の出欠
委員総数:9名 出席委員数:7名
【出席委員の氏名】
佐合 広利 委員長
川合 伸子 副委員長
江崎 貴久 委員
岩渕 貴美子 委員
谷 誠 委員
郡 健二郎 委員
加藤 亮太郎 委員
【欠席委員の氏名】
安住 恭子 委員(書面参加)
竹中 千里 委員(書面参加)
4.議題
- 社側報告
- ギャラクシー賞 月間賞受賞報告
- 視聴者センター、BPO報告
- その他
- 合評番組
「クラシスホームpresents 中京テレビスペシャルドラマ
マザーズ 2018 ~僕には3人の母がいる~」
<2018年11月10日(土)13:30~14:54放送>
5.議事の概要
- ギャラクシー賞月間賞受賞に関する報告を行った。
- 2018年11月の視聴者センター報告、BPO報告を行った。
- 「クラシスホームpresents 中京テレビスペシャルドラマ マザーズ 2018 ~僕には3人の母がいる~」<2018年11月10日(土)13:30~14:54放送>について合評した。委員からあらまし次のような意見や要望が出された。
- 45年前に菊田医師が命を優先する法改正を訴えた実際の新聞記事の資料が劇中に出てきて、すごく説得力があった。裏づけみたいなものが自然とドラマの中に織り込まれていたと思った。
- 今回は風間俊介さんが父親の役で、とてもうまく表現していた。もっと時間を割いて父親のことも伝えていくべきだと思った。
- このドラマをドキュメンタリー的に見た場合、子供としては引き取られてよかったとは思うけれども、子供を手放しても全くお母さんの問題は解決されないままで、また繰り返すんだろうなみたいなことを考えると、ちょっともやもやして、これでいいのかと思った。
- 子供さえ預けておけばもうこれで負の連鎖は終わり、という単純なものではない。ぜひ次の回ではそこの問題を取り上げてほしい。
- 特別養子縁組というものはハッピーエンドばかりではないということを今回のドラマで出してもらった気がする。第6弾を期待したい。
- 特別養子縁組において実母を取り巻く男性というのはドキュメンタリーでは出演することがないので、男性の心の内側をちゃんと表現していたことがとても良かった。
- なぜ友さんが赤ちゃんを手放してまで再婚相手の男性との結婚生活を続けるのかが理解できない。もう少し友さんがその男性との結婚生活を選択した理由がわかるような描き方が欲しかった。
- 『マザーズ』のドラマとしては第5弾になるが、これまでの中で最も深みのある作品になった。今回は育てられない母親と障がい者が親になるという二つのシビアな問題を取り上げ、現代において親になることの困難と、他人の子供を育てることについて正面から問い、考えさせる内容だった。
- 女優の伊藤沙莉さんが、特別養子に出すことを決心していく若い女性の役をよく演じていた。ドキュメンタリーで描き切れなかった生みの親の実像というのを、しっかり演じ切っていた。