中京テレビ 番組審議会

第426回(平成23年5月10日実施)

1.開催年月日

平成23年5月10日(火)

2.出席委員

委員総数:10名 出席委員数:10名

加藤延夫 委員長
的場正美 副委員長
田口邦子 委員
鈴木誠 委員
小林徹 委員
江崎貴久 委員
佐合広利 委員
安住恭子 委員

加藤幸兵衛 委員(文書参加)
川合伸子 委員(文書参加)

3.議題

(1)合評番組
『NNNドキュメント’11「無縁のきずな生き別れる家族たち」』
(4月17日(日)25:20〜25:50放送)

4.議事の概要

  • 中京テレビ制作『NNNドキュメント’11「無縁のきずな生き別れる家族たち」』について合評した。委員からあらまし次のような意見が出された。
    • 番組で「きずなの会」の存在を初めて知り、こういうNPOがあるのは驚きだった。ひとり暮らしの高齢者を支えるNPOがあるということをこの番組で紹介していただいたということは、非常に意義が深い感じがした。
    • 全体として、無縁社会の状況を抑制したタッチでリアルによく描かれており、ドキュメンタリーとして質の高さを感じた。切り口がはっきりしていたため、緊張感を保ったまま見ることができた。視聴者によく伝わったのではないかと思う。
    • 全体のナレーションも適切で、含蓄あるフレーズが多く、感心した。テーマに沿ったコメントを案出する上でかなりの検討がなされ、推こうが積み上げられたものと思われて、編集のレベルの高さを感じさせられた。
    • ナレーターの湯浅真由美さんの静かな説得力のある話し方に好感を持った。
    • 取材先のご家族のプライバシーの問題はどうなっているのかが気になった。
    • 「きずなの会」との契約内容をもう少し詳しく取り上げてほしかった。また利用する人にかかる費用の全体像も知りたかった。
    • 「きずなの会」と無縁社会のどっちに焦点を当ててつくろうとしたのかということで、何となく歯がゆい感じがした。「きずなの会」にもっと焦点を当てていただき、そこから無縁社会の現実なり、実態なりということが浮かび上がってくるような番組になるといいと思った。
    • 今後、東日本大震災と無縁社会というようなテーマで、関係者や行政、NPOも含めて、あるいは各世代の声も聞いて、検証するような企画があったらいいなと思った。

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