第510回(2019年7月9日実施)
1.開催年月日
2019年7月9日(火)
2.開催場所
中京テレビ本社 役員会議室
3.委員の出欠
委員総数:10名 出席委員数:8名
【出席委員の氏名】
佐合 広利 委員長
川合 伸子 副委員長
江崎 貴久 委員
岩渕 貴美子 委員
竹中 千里 委員
郡 健二郎 委員
越川 健一郎 委員
高木 克之 委員
【欠席委員の氏名】
加藤 亮太郎 委員(書面参加)
佐藤 久美 委員(書面参加)
4.放送事業者側出席者
丸山 公夫 (代表取締役社長)
小津 信一郎 (常務取締役放送審議室担当)
伊豫田 祐司 (常務取締役経営企画局長 編成局担当兼制作局担当)
増田 正也 (取締役報道局長)
片岡 達彦 (編成局長)
安藤 元博 (制作局長)
飯田 勝人 (内部統制室長 兼 放送審議室長 兼 法務室長)
村井 清隆 (編成部長)
横尾 亮太 (報道局)
兼松 俊之 (報道局)
【事務局】
中保 謙 (放送審議室部長)
吉田 茉実 (放送審議室)
5.議題
- 社側報告
- 2019年日本民間放送連盟賞 中部・北陸地区審査会報告
- 視聴者センター、BPO報告
- その他
- 合評番組
土バラ 真夜中のドキュメンタリー
「夫は味の外交官 ~ニコイチ夫婦 45歳からの挑戦~」
<2019年6月22日(土)24:55~25:55放送>
6.議事の概要
- 2019年日本民間放送連盟賞 中部・北陸地区審査会の結果報告を行った。
- 2019年6月の視聴者センター報告、BPO案件の近況報告等を行った。
- 土バラ 真夜中のドキュメンタリー「夫は味の外交官 ~ニコイチ夫婦 45歳からの挑戦~」<2019年6月22日(土)24:55~25:55放送>について合評した。委員からあらまし次のような意見や要望が出された。
- 今回ナレーションがなかったことを、言われるまで気がつかなかった。ストーリー展開がハラハラドキドキも含めて非常におもしろく、すんなり字幕と会話だけで見ることができた。
- 「45歳からの挑戦」というサブタイトルだが、45歳なんてまだまだ若いと思うので、もうちょっと違うタイトルのほうがよかった。
- 招待するゲストの国柄、訪日の経験や食の好みなどまで調査をして、皆それぞれがお気に召す料理を作り上げていくという場面などは、まさに「味の外交官」という言葉がぴったりだなと思った。
- 見ていて元気の出る番組だった。料理のことだけ考えて生きている夫とマネジメントが得意な明るい妻とでお互いに補い合って、けんかしながらも前に進んでいく姿が、いい夫婦だなと温かい気持ちになった。夫婦のなれ初めの部分を漫画で描いたがゆえに品よくいい感じに仕上がっていて、とてもいい発案だったなと思った。
- 大使から公邸料理人として依頼されてから、決断するまでのいきさつという部分がもう少し欲しかった。
- 日本料理がユネスコで無形文化遺産になったということの日本の誇りについて番組内で言ってほしかった。
- 大将と一緒ならコケてもいいかな、というのがいい言葉だった。そのように言われてみたい。夫婦のありようとして、45歳でいい感じの夫婦愛のストーリーになっている。おもしろく見させてもらった。
- 職業人としての成長していく過程だとか、夫婦とは何なのかとか、何歳からでも挑戦可能といった部分など、非常に気づきの多い番組だったと思う。
- 愛知のみそ、岐阜の飛騨牛や栗きんとんなど日本の食材を提供しながら、現地の食文化などとのフュージョンを作り出しているところに感心した。まさに異文化理解、異文化間コミュニケーションを深めながら日本の食を世界の人々に提供するニコイチ夫婦の心意気が伝わってくる番組であった。
- 高見シェフの興味は料理のみといういわゆる職人としてのこだわり、それともう一つは純粋に挑戦し続ける姿に感動するとともに、ぜひこの人の作る料理、特に卵焼きを食べてみたいなと思った。妻のあいこさんは素晴らしいパートナーであると思った。二人が認め合っているようにお互い足りないところを支え合いながら3年後には大きく成長して帰国することを期待したい。
- ナレーションがなく、テロップを使うことで、夫婦をはじめ登場人物の会話がフォーカスされる演出が良かった。