第511回(2019年9月10日実施)
1.開催年月日
2019年9月10日(火)
2.開催場所
中京テレビ本社 役員会議室
3.委員の出欠
委員総数:10名 出席委員数:9名
【出席委員の氏名】
佐合 広利 委員長
川合 伸子 副委員長
江崎 貴久 委員
竹中 千里 委員
郡 健二郎 委員
加藤 亮太郎 委員
越川 健一郎 委員
佐藤 久美 委員
高木 克之 委員
【欠席委員の氏名】
岩渕 貴美子 委員(書面参加)
4.放送事業者側出席者
丸山 公夫 (代表取締役社長)
小津 信一郎 (常務取締役放送審議室担当)
伊豫田 祐司 (常務取締役経営企画局長 編成局担当兼制作局担当)
増田 正也 (取締役報道局長)
片岡 達彦 (編成局長)
安藤 元博 (制作局長)
飯田 勝人 (内部統制室長 兼 放送審議室長 兼 法務室長)
村井 清隆 (編成部長)
神農 貴洋 (東京制作部)
【事務局】
中保 謙 (放送審議室部長)
吉田 茉実 (放送審議室)
5.議題
- 社側報告
- 「24時間テレビ」実施報告
- 視聴者センター、BPO報告
- 合評番組
中京テレビ開局50年
「よみがえるニッポンの海」
<2019年7月15日(月・祝)14:55~16:20放送>
6.議事の概要
- 「24時間テレビ42『愛は地球を救う』」の放送実施報告を行った。
- 2019年「24時間テレビ42」及び7月、8月の視聴者センター報告、BPO案件の近況報告を行った。
- 中京テレビ開局50年 「よみがえるニッポンの海」<2019年7月15日(月・祝)14:55~16:20放送>について合評した。委員からあらまし次のような意見や要望が出された。
- 海のことを知れば知るほど好きになる、人と水は切り離せない、人が汚した海は人間しかきれいにできないという、最後の締めのメッセージが非常にわかりやすく、すっと落ちる番組だった。
- この番組を見て、まだまだ日本の海は美しく、信じられるところがいっぱいあるんだなということを思うことができた。自然からこんなふうに私たちはいろんな恵みを与えてもらっているんだと自然に感謝が生まれるような番組だと思った。
- 美しい映像を流すときは、テロップをちょっと抑えていただきたい。テロップの使い方というのはメリハリが必要だと思う。使う場所のメリハリというのがもうちょっとできれば、さらに映像の美しさを強調することができると思う。
- 東京湾で竹にカキをつけてそれで浄化、という取り組みが紹介されたが、それだけで追いつくわけではないので、浄化に取り組んだ歴史などを具体的に紹介してもよかったのではないか。
- 素潜りの漁師さんが岩ガキをとって1000万円稼ぐというのは、恐らく岩ガキの採捕だけでは稼げないはず。私の知っている岩ガキの中ではそんなに大きいものではなかった。ひっかかってしまうような数字が挙がっているだけに、もう少し表現に気をつけた方がいいかなと思った。
- 時間と費用がかかっている番組だと思った。レポーターはぶっつけ本番かもしれないけれども、スタッフは本当に練りに練って、取材の苦労はすごいなと考えながら見ていた。
- 海の日にちなんで、押しつけがましくなく、決して告発調ではない、事実を、ファクトをそのまま淡々と伝える、おもしろい良質な番組だったのではないか。1000人の視聴者に1000人の見方を提供されている番組なのではないかなと思った。
- ブナの森があったら水が豊かになるという印象を視聴者の方に持ってもらうのは、間違い。水質というのは、かなりの部分は地質に依存している。ブナであることが重要だと言うのは、ちょっとやめていただきたい。水質を扱うからには、必ず水の専門家に見てもらった方がいい。
- 今までの海の日特番は、どちらかというと自然の恵みと共存するというところにスポットを当てて作られていたけれども、今回は「再生」というところにスポットを当てながら魅力を再発見していこうというのがすごくよかった。
- 日本古来の海の美しさを維持するだけでなく、再生しようと取り組んでいる人たちを紹介し、都会に住んでいる人たちにもその重要さを知ってもらい、話し合うきっかけを届けることが出来る良い番組になっていたと思う。