第512回(2019年10月8日実施)
1.開催年月日
2019年10月8日(火)
2.開催場所
中京テレビ本社 役員会議室
3.委員の出欠
委員総数:10名 出席委員数:9名
【出席委員の氏名】
佐合 広利 委員長
川合 伸子 副委員長
岩渕 貴美子 委員
竹中 千里 委員
郡 健二郎 委員
加藤 亮太郎 委員
越川 健一郎 委員
佐藤 久美 委員
高木 克之 委員
【欠席委員の氏名】
江崎 貴久 委員(書面参加)
4.放送事業者側出席者
丸山 公夫 (代表取締役社長)
小津 信一郎(常務取締役放送審議室担当)
伊豫田 祐司(常務取締役経営企画局長 編成局担当兼制作局担当)
増田 正也 (取締役報道局長)
片岡 達彦 (編成局長)
安藤 元博 (制作局長)
飯田 勝人 (内部統制室長 兼 放送審議室長 兼 法務室長)
村井 清隆 (編成部長)
横尾 亮太 (報道局)
【事務局】
中保 謙 (放送審議室部長)
吉田 茉実 (放送審議室)
5.議題
- 社側報告
- 2019年度上期視聴率3冠王達成について
- 個人全体視聴率への移行について
- 2019年日本民間放送連盟賞 審査結果について
- 2019年10月期改編について
- 視聴者センター、BPO報告
- 合評番組
中京テレビ開局50年
「潜入!絶滅動物研究所 ~守ろう!地球のたからもの~」
<2019年7月21日(日)15:00~16:25放送>
6.議事の概要
- 2019年度上期視聴率3冠王達成について報告を行った。
- 個人全体視聴率への移行について報告と説明を行った。
- 2019年日本民間放送連盟賞 審査結果について報告を行った。
- 2019年10月期改編について報告を行った。
- 2019年9月の視聴者センター報告と、BPO案件の近況報告を行った。
- 中京テレビ開局50年 「潜入!絶滅動物研究所 ~守ろう!地球のたからもの~」<2019年7月21日(日)15:00~16:25放送>について合評した。委員からあらまし次のような意見や要望が出された。
- 心ない人たちによって絶滅してしまったり危険が迫っている生き物も、これからは人の手で再生させて子供たちに残してあげようと奮闘する方々がいることを伝えなくてはいけないなと、改めて思った。
- SDGsに関しては、ニュージーランドのプラスチックを減らすというようなこともSDGsの中の一つの活動になっているので、もうちょっと包括的に最後のまとめの一部としてSDGsを使った方が説得力があったのかなと思う。
- 「過去は変えることはできないけれども未来は変えることができる」等々、すごくいい言葉が随所にあった。ああいう言葉というのは、なかなか自然には出てこない言葉だなと思った。
- 番組の中で、絶滅危惧種を考えることは人間の暮らしを考えることなんだ、という言葉があったが、そういうことを正に考えさせる番組だったと思う。
- 絶滅の危機が迫る動物たちを通して未来を考えるというテーマの設定自体、50周年記念番組にふさわしいと思った。何となくは聞いていたが詳しくは知らなかった動物たちの現実をいろいろと教えてもらった。いい番組だったと思う。
- 中川さんが涙を流している横顔のシーンは非常に象徴的な映像で、ああいう自然に涙を流す姿というものは、子供が見ても多分何か感じるものがあるんじゃないかなと思った。それに対して村尾さんの方は、大人の最終的なまとめをする立場として適任だったと思う。
- 象牙の取引については、日本に対して非常に厳しい目が注がれていて、日本は取引の規制が不十分だという指摘を受けている。遠い国の話だけでなく、日本に何ができるのかという視点もあればよかった。貧困だから象牙を密猟する、でも、それを買う人がいるから、その人たちの密猟につながる。だから、やはり買う人もいなくなることが重要なのではないか。
- 東山動物園と名古屋市科学館、それにスポンサー企業も地元ということで、すごく名古屋の地元感が出ていた。名古屋はエコに力を入れている都市だと思うので、その名古屋で中京テレビがこの番組を50周年で放送したことは素晴らしいことだと思う。こういう番組はぜひ引き続き続けてもらいたい。
- アフリカのケニア、ニュージーランドの絶滅動物や絶滅危惧種の動物について、絶滅の原因、絶滅から守る取り組みもしっかり紹介されていた。そういった意味で、危機的な状況だとか命の尊さ、環境保護の大切さ、それらに人間活動が深く関わっているという部分がよく描かれていたと思う。