第517回(2020年3月10日実施)
1.開催年月日
2020年3月10日(火)
(※但し、新型コロナウイルス感染拡大を踏まえ、会議は休止とし、「書面開催」とした)
2.開催場所
(※上記の理由で「書面開催」としたため会議は休止)
3.委員の出欠
委員総数:10名
(※全員が書面参加)
【出席委員の氏名】
佐合 広利 委員長
川合 伸子 副委員長
江﨑 貴久 委員
岩渕 貴美子 委員
竹中 千里 委員
郡 健二郎 委員
加藤 亮太郎 委員
越川 健一郎 委員
佐藤 久美 委員
高木 克之 委員
4.放送事業者側出席者
丸山 公夫 (代表取締役社長)
小津 信一郎(常務取締役放送審議室担当)
伊豫田 祐司(常務取締役経営企画局長 編成局担当 兼 制作局担当)
増田 正也 (取締役報道局長)
片岡 達彦 (編成局長)
安藤 元博 (制作局長)
飯田 勝人 (内部統制室長 兼 放送審議室長 兼 法務室長)
村井 清隆 (編成部長)
福島 康晃 (報道局)
白附 優 (報道局)
【事務局】
中保 謙 (放送審議室部長)
吉田 茉実 (放送審議室)
5.議題
- 社側報告
- 視聴者センター、BPO報告
- 合評番組
「2019フジパンCUPサッカー」見つけた!オードリー春日が未来の日本代表を大捜索!
<2020年2月8日(土)10:30~11:25放送>
6.議事の概要
- 2020年1月の視聴者センター報告と、BPO案件の近況報告を書面にて行った。
- 「2019フジパンCUPサッカー」見つけた!オードリー春日が未来の日本代表を大捜索!<2020年2月8日(土)10:30~11:25放送>について書面にて講評を受けた。委員からあらまし次のような意見や要望が出された。
- 「チームで一番になることではなく、いつも上の子がいることを意識すること」「毎日の食事に気を付けている」「周りの人がカバーして優勝できた」「清水エスパルスU12と闘ったことを財産としこれを次に生かしてほしい」など、家族、監督、チームメイトの支えや励ましの言葉が印象に残った。そういう環境の中で少年サッカーが行われていることを視聴者に伝えることができた。
- 中心的に取り上げられていた何名かの選手は、どの子もまっすぐに前を向いている感じで、応援したくなった。中でも、男子チームの中で奮闘する田中沙羅さんの姿には胸が熱くなった。こういう気持ちを持った子が増えていってほしいなと思った。
- 西濃シティFCの田中紗羅ちゃんは意志が強いというエピソードだけでなく、その正当性を試合中の北澤さんのコメントが示してくれていた。「よく相手を見ている」「ディフェンスとして、いてほしい場所にいる」「危険なところに行ける」というようなコメントによって、意志の強さは、洞察力と分析力と勇気に裏付けられた、自分を信じる力の強さであることが伝わってきた。
- ただ試合を中継して北澤さんが解説するのではなく、日頃の練習風景や家での過ごし方を知った上で子供たちのプレーを観るととても親近感が湧いた。今、小学生たちはコロナウイルスの影響で自宅にいる時間が増えているので、この番組を再放送してたくさんの子どもたちに見てほしいなと思った。
- サッカーというスポーツを通して、そこで頑張る子供たちの生活や社会性、学習態度等に、他のスポーツや習い事に頑張っている子供たちにも共通する何かがある、というようなことを示してくれれば、もっと多様な視聴者から共感を得られるのではないか。
- 各チームの監督やコーチの指導、日頃の練習風景、子供のサッカーへの真剣さ、そして何よりも試合が終わったときの喜怒哀楽がもっと見ることが出来れば良かった。
- 「子ども達の凄さを伝える」「サッカーを楽しむ姿を引き出す」という番組テーマと土曜の午前中放送ということを考えた場合、特にサッカー好きな家族にはとても面白い番組に仕上がっている、と感じた。全体としては「罪のない番組」という印象で、家庭訪問では何に力点を置いて将来の日本代表を目指しているのか、をもっと伝えてほしかった。
- サッカーをしていない時のまだあどけない表情と、試合中の真剣な表情、残念ながら負けてしまった時の悔しそうな表情、と様々な表情を通して、子供達がいかにサッカーをすることに情熱を持っているのか、ということが伝わってきた。
- 中心選手の成功したプレーに光を当てるのも良いが、チャレンジへの賞賛や失敗から学ぶことの大切さ、努力を続けているサブ選手など、より多くの子供たちが引き続きサッカーを続けていこうと思えるような場面をもう少し増やしても良いのではと感じた。