中京テレビ 番組審議会

第527回(2021年2月9日実施)

1.開催年月日

2021年2月9日(火)

2.開催場所

中京テレビ 本社 役員会議室

3.委員の出欠

委員総数:10名 出席委員数:9名
(※内、リモート参加 8名)

【出席委員の氏名】
佐合 広利  委員
川合 伸子  委員(※リモート参加)
江﨑 貴久  委員(※リモート参加)
竹中 千里  委員(※リモート参加)
郡 健二郎  委員(※リモート参加)
加藤 亮太郎 委員(※リモート参加)
佐藤 久美  委員(※リモート参加)
高木 克之  委員(※リモート参加)
杉﨑 正美  委員(※リモート参加)

【欠席委員の氏名】
岩渕 貴美子 委員(※文書提出)

4.議題

  1. 社側報告
    • 視聴者センター、BPO報告
    • その他
  2. 合評番組
    土バラ 真夜中のドキュメンタリー
    「魔物 ~H3ロケット打ち上げ延期の真実~」
    <2021年1月9日(土)24:55~25:23放送>

5.議事の概要

  1. 2021年1月の視聴者センター報告と、BPO案件の近況報告等を行った。
  2. 土バラ 真夜中のドキュメンタリー「魔物 ~H3ロケット打ち上げ延期の真実~」<2021年1月9日(土)24:55~25:23放送>について合評した。委員からあらまし次のような意見や要望が出された。
    • 本来ならばロケットの打ち上げ成功を放送したかったのだと思う。今回は打ち上げ中止ということになり大変残念だけれども、国際的な信用を優先させるという判断だったと思う。今後も引き続き取材を続けていって、こういった形で番組にして放送してほしい。
    • 技術開発者の発言で「エンジン開発には魔物が潜んでいる」という言葉があって、そこからタイトルを『魔物』とつけたと思うが、その魔物がいつ現れるんだろうかというドキドキ感がもたらされたと思う。
    • 魔物というものがロケット開発以外でも視聴者を取り巻くさまざまな場面で起きているような時代だと思う。この魔物というものにテーマを絞ってまた番組を作っても、視聴者は気づきだとか示唆が得られるんじゃないかと感じた。
    • このものづくりの地域にふさわしい番組だったなと思う。本当にいい番組で、示唆に富んだ言葉も多かった。ぜひこういう番組を工業高校などの学校でも見てもらうと、本当に生の勉強ができるんじゃないかなと思う。
    • あんなに親しく中に入っていって取材しているのは、長年の信頼関係だなと思った。この番組を見て、若い人たちが宇宙のみならず科学というものに興味を持ったり、あるいは夢を持ってもらえたらなと思った。
    • 皆さんの意見を聞いて、「魔物」というのは、ひょっとしたら個人個人の中に潜んでいる魔物がこういうミスを犯すとか、何かを犯すという意味もあるのかなと。ああ、やっぱり深い意味があったんだということで、また考えさせられた。
    • 宇宙とロケットというのはすごくロマンがあって、未知のスケールでのロマンと、人間が挑む開発プロジェクトという開発のロマンという、比較できるものではないが、ちょっと違うスケールでワクワクさせてくれるテーマというのがよかった。
    • 私のような技術が全くわからない人間でも、見ていてワクワクする番組だった。ロケットの中央部であるエンジンが愛知県の三菱重工で制作され、かつJAXAの責任者が知立市出身の岡田さんということで、愛知県民としては非常に誇らしい気持ちになった。
    • 日本のロケット開発のすごさというか、安心・確実を最重視してやってきた、そういうところがよく番組全体の中で表現されていた。視聴者にとっても、深く考えることができる、とてもいいドキュメンタリー番組になったと思う。
    • エンジンひとつの部品だけでも、こんなにたくさんの過程や人たちが動いていると思うと、私たちももっと日本のロケット技術を知り、注視しても良いかなと思った。そして、絶対に携わることのできない私たちにも、夢と希望を共有させてもらえるようにメディアの力が重要になってくると思う。

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