西 浩孝さん（豊橋市自然史博物館　学芸員）

「深海の玉手箱」は、深海をテーマにしています。深海魚はもちろん、深海を探査する探査機や海底資源などいろんなものが飛び出してくるまさに「玉手箱」のような企画展です。企画展では「食べられる深海生物」についても紹介しています。例えば、ニギス、メヒカリ、キンメダイ、ノドグロ（アカムツ）など、実はスーパーに並んでいる魚たちも多く、その漁が地元の海で行われています。企画展には、地元の子供たちも多く訪れてくれますが、ぜひこの機会に、「深海生物の漁」がこの辺りで行われていること、そして私たちが「地元の豊かな海の恩恵」を受けていることを知ってほしいと思っています。