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毎夏、被害が出る「スズメバチ」 対策は女王蜂が巣を作る前が有効

報道局
愛知三重岐阜特集 2018/6/11 14:00

 

 夏の終わりから秋にかけて、巣が大きくなり、性格が獰猛になるスズメバチ。攻撃性が高く、毎年被害が報告されています。

 2016年9月、岐阜県飛騨市で開催されていたマラソン大会で、115人のランナーが次々に刺されました。

 去年9月には、愛媛県で、デイケアサービスを終え帰宅中の車いすの女性が、およそ50分間にわたり、150か所を刺され死亡しました。家の軒下に巣があり、無数のスズメバチから逃れることができなかったのです。スズメバチは、天井裏や軒下。さらには、生け垣や土の中など、思わぬ所にも巣を作ります。

 

夏の被害を抑えるには、いま対策を

 

 

 過去10年間に、名古屋市内で捕獲されたスズメバチの数を月別に示したグラフを見ると、8月から10月にかけて急増しています。しかしそんなスズメバチが、もうすでに活動を始めているのです。

 対処は、この時季に行うのが有効だと聞き向かったのは、スズメバチの調査を行っている名古屋市生活衛生センター(名古屋・千種区)。

「もう気を付けて頂きたい時季に入ったと感じます」(名古屋生活衛生センター 野々川真美子さん)

 スズメバチは、女王蜂が1匹で巣を作り始め、その巣で数百から数千個卵を産みます。去年、生まれた女王蜂が、冬眠から覚め、巣作りを始めるのがちょうどこの時季。

 被害を抑えるには、巣作りを始める5月から6月にかけて対処することが大切なのだといいます。

誰でも作れる「ペットボトル捕獲器」

 

 

 毎年、この時季にハチ対策に取り組んでいる名城大学農学部附属農場(愛知・春日井市)を訪ねました。 

 ハチ研究家の山内博美さんが教えてくれたのは、ペットボトルを使った捕獲器による対策です。

「中に液が入っています。砂糖と酒と酢が入っていて、細菌の働きで発酵すると、臭いにつられてハチが、やってきまて、ペットボトルの中へ入ります。そして、液の中で溺れて死んでしまう」(山内博美さん)

 

 

 この仕掛は、家庭でも作ることができます。ペットボトルにアルファベットのHのように切れ目を入れ、下を内側に、上を外側に折り曲げ、2センチ四方の窓を作ります。そして、酒・酢・砂糖を混ぜ、ペットボトルに入れて完成です。

 こちらの大学の農場では、10年ほど前からこの捕獲器を仕掛けていますが、その効果は。

「今まで農場の中で5個か6個ぐらい(巣を)見つけていました。(捕獲器を仕掛けてからは)3~4個ぐらいに減ったのかなと思います」(名城大学農学部附属農場 澤井信一郎さん)

 農場に仕掛けられていたペットボトルの中を確認してみると。

「女王蜂が入っています。ただ、これで劇的に巣が減るかっていうとそうではない。効果も限定的だということは、覚えとく必要があると思いますね」(山内さん)

 ペットボトルの仕掛は、女王蜂が、巣作りのため飛び回っているこの時季に仕掛けるのが効果的だといいます。

 

 

 梅雨が明けると働き蜂が増え、たくさん集まって来るため、かえって危険。攻撃性の高まる7月の初めからは、巣に近づくと守ろうとした蜂に刺される恐れがあるため、捕獲器による対処ではなく、自治体に相談するなど対策が必要です。

 

毎夏、被害が出る「スズメバチ」 対策は女王蜂が巣を作る前が有効

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