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子育てと仕事の両立阻む「小1の壁」 乗り越えるための企業の支援は 愛知

報道局
愛知特集 2018/6/18 11:50

 働きながら小学生の子どもを育てる母親たちの悩み、それは。

「朝と、夕方から夜までの、子どもの居場所がない」(小学生の保護者)
「保育園の行事は休日の土曜日曜にあったが、小学校の行事は平日の昼間」(小学生の保護者)

 保育園では延長保育の利用などで遅くまで預けられていた子どもが、小学校では預け先がなくなるなど、母親が育児と仕事を両立できなくなることを「小1の壁」といいます。

 学校が終わった後、子どもを預かってくれる学童保育がありますが、そこに入ることができない小学生、「学童保育の待機児童」は、全国で1万7000人に上ります。

 中川学童保育所では、午後7時まで子どもを預かってくれますが、保護者に聞くと。

「(学童保育所がなかったらフルタイムで働けますか?)時間的に無理なので転職したかも」(学童保育所を利用する親)

 学童を運営する側も、受け入れ状況の厳しさを説明します。

「プレハブの学童保育所は人数制限があるため、今年は小学1年生の新入所を数名断った」(学童を運営する父母会会長)

 増える、学童の待機児童。「小1の壁」問題を前に企業はどう対応しているのでしょうか。

小学校入学時の「育休」

 愛知県に住む竹山春江さん。小学校2年生と5歳の女の子の母親です。1度出勤すると、24時間近く家を空ける仕事をしています。

「(ママの好きなところはどこですか?)車掌の「もしもし」ってやっているところ。“ドアの離れたところでご注意ください”」(竹山未桜ちゃん)

 竹山さん、実はJR東海の車掌。去年長女が小学生になった竹山さん。育児と仕事の両立に不安を感じていました。

「(入学すると)帰宅が早かったり、家庭訪問があったり、(家で)勉強するという習慣がついていなくて大変と聞いていたので」(竹山さん)

 そこで利用したのが、会社の「育児休職」制度。通常「育休」と聞くと、出産の後に利用できるイメージですが、JR東海が導入したのは、小学1年生に上がる4月から最長で6か月間仕事を休めるというもの。時間をかけて育ててきた社員が「小1の壁」で辞めてしまわないよう、子どもが学校に慣れるまで一緒に過ごすことができます。

「最初の4月は授業参観や学校に行くこともあった。(休職を)2か月とったがあっという間でした。わからないことも多くあり、この制度をとってよかった」(竹山さん)

子どもと一緒にいられるオフィス

 制度だけでなく、会社の中に子どもの居場所をつくった企業もあります。清須市にある金型メーカー「エムエス製作所」です。

 事務所の中、目の届く範囲に子どもの居場所が。

 この4月に小学生になった男の子の母親、藤本恭世さん(39)は、子どもと一緒に社内で仕事に励んでいます。

「一緒の空間で仕事ができるというのは、子どもにも親にも安心。周りの社員に迷惑がかかることもないので」(藤本さん)

 こうしたスペースを作ったのには、企業側の事情もありました。

「魅力ある会社に変える努力をしないと(人材確保が)厳しい。子連れ出勤など、子どもがいる社員に寄りそう企業になっていく取り組みを始めた」(エムエス製作所 副社長 迫田邦裕さん)

 他にも、子どもの登校時間に合わせて早く出勤した分早く帰宅したり、休日に振り替えて出勤したりするなど、柔軟な働き方ができるといいます。

子育てと仕事の両立阻む「小1の壁」 乗り越えるための企業の支援は 愛知

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