• index
  • program
  • Chuun
  • news_weather
  • announcer
  • event
  • chukyokun
  • present
  • TVschedule

中京テレビNEWS中京テレビNEWS

投稿BOX
投稿BOX

松本サリン事件から24年 河野義行さん「もっと深い真相を」 オウム真理教・死刑囚は今

報道局
愛知三重岐阜特集 2018/6/28 11:00

 オウム真理教によって引き起こされた「松本サリン事件」から6月27日で24年。事件の被害者とオウム真理教、そしてその後継団体を取材しました。

 河野義行さん(68)。オウム真理教による事件で妻を亡くし、今は愛知県に住んでいます。

「私にとって非日常のことが日常になった事件」(河野さん)

 

松本サリン事件 1994年6月27日

 24年前の6月27日。長野県松本市の住宅街で住民が次々と息苦しさなどを訴え、病院に運ばれました。死者8人、重軽傷600人以上を出した松本サリン事件です。

 後に、オウム真理教の犯行とわかるまで疑いの目を向けられ続けたのが、第一通報者の河野義行さんでした。

「突然、家族4人が入院し、明くる日には強制捜査が入って、次の日には事件の犯人というような状況になった」(河野さん)

「(自分に)疑いを晴らすだけのものがなかったから、約1年疑われ続けたということだと思います」(河野さん)

 松本サリン事件の9か月後の1995年3月。死者13人、6300人を超える負傷者を出したのが地下鉄サリン事件でした。

 

麻原彰晃(本名:松本智津夫)死刑囚 13の事件で殺人などの罪

 その2か月後、オウム真理教の教祖・麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚が逮捕されました。

 坂本弁護士一家殺人事件をはじめ、松本サリン事件、地下鉄サリン事件など13の事件で殺人などの罪に問われ、死刑が確定しています。一連の事件であわせて13人に死刑判決がくだされました。

 そして今年3月。死刑判決が確定している13人のうち、7人が名古屋や大阪など5つの拘置所へと移送され、名古屋には2人が送られました。

 そのうちの1人、岡崎一明死刑囚。坂本弁護士一家3人を殺害したほか、信者の男性を殺害したとして死刑が確定しています。

 

岡崎死刑囚の獄中ノート

 岡崎死刑囚が獄中で書き記したノート。12冊800ページにも及び、逮捕されてから現在までの心情が書かれています。

「被害者の方々の無念さや苦痛を思い起こし、我が身がこの世に存在することすら忍びなく恥じるばかりです」(岡崎死刑囚の手記)

「坂本弁護士宅での犯行の際、隣の方から聞こえてきた都子さん(坂本弁護士の妻)の声が耳から離れません」(岡崎死刑囚の手記)

 犯行当時をこう振り返る岡崎死刑囚。さらに。

「その結果、どのような刑が宣告されようとも覚悟はできています」(岡崎死刑囚の手記)

自らの犯行に対する深い反省がつづられていました。

「このような事件がもう二度と起こることがないように、また麻原のような怪物が二度とこの世に生まれてこないためにも、これらの事件とオウム真理教のすべての真相を積極的に話していきたい」(岡崎死刑囚の手記)

 岡崎死刑囚は獄中で色紙に絵画を描いていました。

 向かい合う二羽の夫婦鶴。塀の外の人との交流が遮断される中、人と触れ合いたいという思いがこの絵を描かせたのでしょうか。

 岡崎死刑囚は、同様の絵を何十枚も描き続けているといいます。

 

オウム真理教の2つの後継団体「アレフ」「ひかりの輪」

 日本では類を見ない無差別テロを行ったオウム真理教。その後、オウム真理教は「アレフ」と名前を変えました。

 さらに2007年には、元オウム真理教の上祐史浩氏が「ひかりの輪」を立ち上げ、主流派の「アレフ」と、「ひかりの輪」の2つの後継団体に分裂します。

 2018年6月21日、公安調査庁は、名古屋市中区にあるアレフ名古屋道場に立ち入り検査を行うなど、2つの後継団体を観察処分の対象としています。

「建物のまわりには複数の監視カメラが確認できます。警戒度の強さがうかがえます」(横井一輝 記者)

 建物の中から周囲を常に監視しているのでしょうか。道場には、学生とみられる若い人の姿も。

 公安調査庁によりますと、去年、アレフに入信した130人のうち、20代以下の割合は6割近くに及んでいるといいます。

 公安調査庁が今年1月に撮影した、アレフ名古屋道場の内部の画像。祭壇には麻原死刑囚の写真がありました。

 さらに、公安調査庁から提供されたアレフのセミナー紹介ビデオとみられる動画には、空中浮揚に挑戦しているかのような男性の映像もありました。

 オウムを知る専門家はアレフについてこう指摘します。

「アレフはイコールオウム真理教です。後継団体じゃなくて、アレフに名前を変えたんです。ただ、麻原がいないだけです」(滝本太郎 弁護士)

 一方で、麻原からの脱却はうわべだけだとの指摘もあるひかりの輪の代表・上祐氏は。

(Q.公安当局は「うわべだけの麻原隠し」と批判していますが?)
「彼らは疑うことが仕事ということもあると思いますが、(観察処分に対する)裁判を通して皆さんに最終判断、公正な判断をお伝えしていく努力をする」(ひかりの輪・上祐史浩 代表)

 麻原彰晃への帰依は一切ないと明言しました。

 松本サリン事件で妻を亡くし、自らもサリン中毒により入院した河野義行さん。

(Q.事件の真相は明らかになったと思いますか?)
「それは無理だと思います。裁判で明らかにされるのは、検察の起訴事実だけなんですよね」(河野さん)

(Q.明らかにすべき真相はどこにある?)
「それはどうしてオウムが事件に走ってしまったかという真実ですね。そこを究明しない限り、再発防止の手は打てないと思います」(河野さん)

「(死刑囚は)複数いるわけですよね。それぞれの発言をつなぎあわせていけば、推測の一つの結論は出るんじゃないかなと思います」(河野さん)

 事件はなぜ起きたのか。“裁判では明らかになりきらなかった、もっと深い真相を知りたい”24年が経った今も、複雑な思いは消えません。

 

松本サリン事件から24年 河野義行さん「もっと深い真相を」 オウム真理教・死刑囚は今

この記事をシェアする

2018年6月
« 5月   7月 »
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  
中京テレビNEWSLINEで中京テレビのニュースを読む 友だち追加

最新のニュース

2018年6月
« 5月   7月 »
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

中京テレビNEWS トップへ