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女子大学生へ“妊活のススメ” 卵子の老化と妊娠適齢期 若いうちからライフプラン

報道局
愛知特集 2018/7/16 17:52

 

 「女性が自分の体のことを知る」。妊活の第一歩ですが、それを女子大学生に勧める取り組みが始まりました。

 6月、日進市にある大学で行われていたのは、女子学生たちの採血検査。でも、健康診断ではありません。

 

 

 実はこれ、学生に妊娠・出産について若いうちから考えてもらおうとする授業の一環なんです。採血で調べているのは「卵子の在庫数」。つまり、その学生の残りの卵子の数です。

 女性ひとりひとりが持つ卵子の数には限りがあり、年齢を重ねるごとに減っていきます。残りいくつあるのか目安を知ることで、ライフプランを考える参考にしてもらおうというのです。

 しかし、彼女たちはまだ大学生。就職活動を間近に控える中、妊娠や出産について考えることはあるのでしょうか。

「あんまりない」
「自分にはあまり関係ないかなと」
「仕事に差し支えない程度に、育てたいし産みたいと思っています」(女子大学生)

 

妊娠・出産には適齢期が

 取り組みが始まったのは4年前。学校と協力して授業を担う医師は、この取り組みの必要性を強く感じています。

「年齢によって妊娠しにくさが進行するのを知らない患者さんがあまりにも多い。すごく痛感させられたことは(授業を始めた理由として)非常に大きいです」(名古屋大学医学部附属病院 後藤真紀 医師)

 

 

 大学と医師が伝えたのは、妊娠・出産には「適齢期がある」ということです。

「基本的には35歳以降は徐々に妊娠率が下がって来ますし、一般的に40歳以降は極端に妊娠しにくくなります」(後藤真紀 医師)

 女性の卵子は年齢とともに質と量が低下し、自然に妊娠する力は30歳くらいから下がり始めるといいます。

 

 

若いうちから計画的に

 しかし、街で聞いてみると、若いうちに妊娠・出産に目を向ける機会はなかったという人も。

「(20代の頃は)バリバリ仕事をして正社員で働いていたので、結婚とか子どもっていうのは考えていなかったです」(40代 看護師)

「もっと知っていれば計画的に、もうちょっと早く1人目産んで(仕事に)戻ってまた2人目とかあり得た」(40代 1児の母)

 学生の中には改めて理想の母親像を思い描くようになったという人も。

 養護教諭を目指している小堺遥さん。将来は、仕事と子育てを両立したいと考えています。

 

 

 卵子の在庫の数を調べる血液検査の結果が返、小堺さんの卵子の数は、同世代の人より少し多めであることが分かりました。数だけで妊娠のしやすさが判断できるわけではありませんが、参考になったようです。

「良かったです、調べて、本当に。仕事したいなとは思ってるんで、ちゃんと(子どもを)産んで、仕事と両立していけたらなと思います」(検査を受けた 小堺遥さん)

 

後悔のないキャリアプランとライフプランを

 大学の担当者は、こうした取り組みを進める理由について。

「ちゃんと社会に出ていく前に、健康管理をきちんとしてから社会に出て行ってもらいたい。(学生にとっては)キャリアプランが先だけれど、ライフプランも視野に入れて将来を考えていただきたい」(愛知学院大学 保健センター 糠谷敬子 看護師)

 

 

 

 仕事、そして家庭。若い彼女たちが将来、後悔することなく、選択できることを願い、取り組みは続けられています。

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