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【西日本豪雨】名古屋の応援職員がみた“災害ごみ” 子供たちの生活にも暗い影

報道局
愛知特集 2018/8/4 10:00

 広島県坂町の小屋浦地区。先月の記録的豪雨で、土砂崩れや、浸水など甚大な被害が出た場所です。

 厳しい暑さのなか、少しずつ復旧に向け、前に進んではいますが、いま、“ある課題”が立ちはだかっていました。

「こちらは本来なら公園なんですが、いまはごみが積まれて、私の身長より高く積まれています」(吉原美樹 記者)

 次から次へと運ばれてくるのは、災害ごみ。公園があったことさえ、わからなくなってしまいました。

「いつもの場所じゃなくなってるのがイヤ」(住民)
「臭いがちょっときつい」(住民)

 災害ごみの対応が追いついておらず、町内の至るところに積まれていたのです。

 

片づけを手伝う小学6年生

 広島県坂町の小屋浦地区。ここではいま、災害ごみの問題が立ちはだかっています。

 林田智貴くん、小学6年生。智貴くんにとっては、小学校最後の夏休みですが、片付けを手伝っていました。

 7月6日、豪雨の日、智貴くんの家は1階部分まで浸水。 

「周りも真っ暗だし、何も見えないし、状況も分からないし」(智貴くんのお母さん)

 なんとか2階に避難し、家族全員、命は助かりましたが、

「この子、腰が抜けちゃって。お母さん、おれもう動けれんって」(智貴くんのお母さん)
「怖かったです」(智貴くん)
「言葉に言い表せないよね、あの怖さ」(智貴くんのお母さん)

 あれからまもなく1か月。災害ごみがあふれるなか、自由に遊ぶことはできません。外を歩くときは、必ずタオルとゴーグルを身に着けます。

「目にほこりが入るけぇ」(智貴くん)

 車や人が通るたび、砂ぼこりが舞い、感染症などの身体への影響も心配されているのです。

 それでも、明るく元気にふるまう智貴くんですが、

「被害があってからは友達と遊んでいません。会っていません。遊びに行きたい。(Q.どこに)学校に。とにかく遊びたい気持ちでいっぱいです」(智貴くん)

 智貴くんの通う小屋浦小学校は、災害ごみで校庭が埋もれ、重機が絶えず行き来する、異様な光景へと変わっていました。夏休みには小学校で友達とサッカーをすることが、楽しみだったといいます。

 2学期までになんとか片付けを間に合わせようと、各地から応援の手が差しのべられました。

 愛知県名古屋市もそのひとつです。

「坂町のものを全部片づけるのは難しいが、小屋浦小学校だけでも使えるようにしたい」(名古屋市環境局作業課 丹羽崇文 主査)

 対応が追いつかない坂町。実は、災害ごみが出た際の対応を事前に決めていませんでした。災害ごみについて環境省は、捨てる場所や処理方法などの事前計画を作成するよう各市区町村に求めています。

 さらに、仮置き場として、学校・病院などは、できるだけ避けるよう取り決められていましたが、やむを得えない状況になっていたのです。

 

水害を経験した都市・名古屋が抱える課題

 西日本豪雨では被災地で支援を行った名古屋市。18年前には東海豪雨という大規模な都市水害を経験しています。

 しかし、東海豪雨を経験した名古屋でも、災害ごみの処理をめぐる課題があることが明らかになりました。

「風水害では約32万トンの廃棄物が出る。1年以内に処理ができるように計画を立てている」(名古屋市環境局作業課 萩永明登さん)

 水害の場合、災害ごみの処理には、100ヘクタール、ナゴヤドーム約20個分の土地が必要と見込まれていますが、仮置き場の設定はされていないといいます。

「(Q.仮置き場の設定は)仮置き場の設定は、仮置き場としては決まっていない」(名古屋市環境局作業課 萩永明登さん)

 名古屋市は、被災状況を把握したうえで、場所を決めていくとしています。この状態に、被災地へ支援に入った丹羽さんは、危機感を抱いています。

「のちのちの処分を考えた仮置き場(が必要)。すみやかに指示できるような体制・計画、この辺は (名古屋市でも)課題だと思います」(名古屋市環境局作業課 丹羽崇文 主査)

 

災害ごみの処理計画

 環境省の調べでは、災害ごみの処理計画は、全国ではまだ24%しか作成されていません。


 愛知県では54市町村のうち、27市町が計画を作成済みだということです(愛知県調べ 2018年3月末時点)。

 例えば、豊田市では、災害ゴミの仮置き場の候補地を決めていて、豊田スタジアムの駐車場など46か所。ただし、学校や病院は含まれていないとのことです。

 大雨や猛暑など、異常気象が続く今年の夏。災害のリスクが高まるなか、実際に起きた災害の教訓を生かした対応が求められています。

 

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