• index
  • program
  • Chuun
  • news_weather
  • announcer
  • event
  • chukyokun
  • present
  • TVschedule

中京テレビNEWS中京テレビNEWS

投稿BOX
投稿BOX

御嶽山噴火「風化してほしくない」、亡き息子とその婚約者に親たちが追悼集

報道局
愛知岐阜特集 2018/10/2 15:55

 

 戦後最悪の火山災害となった御嶽山の噴火から4年。

「風化してほしくない」という遺族の思いに共感して、両親たちの思いを込めた追悼集が出版されることになりました。

 

息子とその婚約者を亡くした父親 ひまわりの花束を山頂に

 

 9月26日、御嶽山の山頂を目指して登るのは愛知県一宮市の所清和さん(56)。4年前、御嶽山の噴火で息子の所祐樹さん(当時26)とその婚約者の丹羽由紀さん(当時24)を亡くしたのです。

 

 

 山頂に着いた所さんは、ある場所を探していました。

「ここだよね。由紀ちゃんがいたところ」(祐樹さんの父 所清和さん)

 息子の婚約者由紀さんが山頂でほっとひと息ついている、その場所を見つけたのです。

 そっと添えられたひまわりの花束。そこには特別な思いが込められていました。

 

 

「ひまわりの花よ 永遠に」

 2年前、御嶽山を望む献花台でひまわりの苗を植える所さん。

「丹羽さんのご両親が、由紀ちゃんはひまわりみたいな子だって。明るくて」(祐樹さんの父 所清和さん)

 

 

 ひまわり畑の前で仲むつまじく写る祐樹さんと由紀さん。

 

 

 所さんは災害を風化させたくない思いから、ひまわりを種から育てて苗にし、御嶽山の麓に植えていたのです。

 そんな所さんたちの姿に共感した愛知県小牧市の渡邊和子さん(76)。今、祐樹さんと由紀さんの追悼集を執筆しています。タイトルは「ひまわりの花よ 永遠に」。

「所さんたちはそれでもめげずにね、頑張っているなと思いまして。なにか私にも協力できることがないかという、そういう気持ちなんですね」(渡邊和子さん)

 

 

風化させたくない思いを追悼集に

 9月23日の日曜日、渡邊さんを訪ねる所さん夫妻と由紀さんのお母さん。

 追悼集には、亡くなった二人に対する両親たちの思いを込めたいと、何度も打ち合わせを重ねてきました。

 

 

 原稿用紙には、御嶽山の麓にひまわりを植え続ける所さんたちの思いが綴られています。

「祐樹さんと由紀さんは、お父さんとお母さんが地上に咲かせたひまわりの花をいつも空から眺めていることでしょう。所さん夫妻と丹羽さんのお母さんは、これからもひまわりの種を蒔き、花を植え続けます」(渡邊和子さん)

 文章だけではなく、息子たちの生い立ちから、楽しかったデートの日々を辿る写真の数々も載せることにしました。

「由紀ちゃんが祐樹を写している写真が、すごく優しいんですよね。うちの子どもの顔が穏やかっていうか、そういうのを載せることはできますか?」(祐樹さんの母 所喜代美さん)

 さらに息子たちへの思いにタイトルをつけて、それぞれがしたためました。

“夢に出てきてね”
“抱きしめたい”

 

 

「所清和さんの題は“風化させたくない”という題にしました」(渡邊和子さん)

 追悼集は自費出版で、年内までには完成させる予定で、御嶽山の麓の学校や図書館などに配る予定です。

「ほんと二人のことをよく調べていて、うちらも忘れていた写真をこっちの方がいいんじゃないかっていうのがあったから、ほんとありがたい、うれしいひと言しかありませんね」(祐樹さんの父 所清和さん)

 

 

 追悼集を出すことで、二人が生きた証と63人もの犠牲者を出した噴火災害を、ひとりでも多くの人の心に刻んでいきたいといいます。

御嶽山噴火「風化してほしくない」、亡き息子とその婚約者に親たちが追悼集

この記事をシェアする

2018年10月
« 9月   11月 »
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  
中京テレビNEWSLINEで中京テレビのニュースを読む 友だち追加
2018年10月
« 9月   11月 »
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

中京テレビNEWS トップへ