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伝統の奇祭 「鬼」が火の枝を押しつけ大暴れ 「鬼」といっても許されない 愛知・岡崎市

報道局・遊軍
愛知特集 2018/10/17 15:00

 

 愛知県岡崎市夏山町の1500年続く伝統の奇祭、「火祭り」。鬼が火の付いた枝を振り回し子どもたちを追いかけまわすという、なんとも恐ろしいお祭り。実は、鬼たちはある悩みを抱えていました。

 10月14日、取材班は、愛知県岡崎市夏山町にある夏山八幡宮に向かいました。

 

 

 神社の境内に高く積み上げられたのは、大量の木の枝。日が沈むと積み上げられた木の枝に、火が放たれ、あおいだ風で火柱が舞い上がります。

 そして、境内に集まってきた人に突然鬼が襲いかかります。

「アチッアチ」(参拝客)

 

 

 暗闇で火の粉をまき散らし暴れる、「鬼」。境内にいる人は、誰かれ構わず火の枝を手にした鬼に火を押し付けられ、追いかけ回される異常事態に?

 たとえ取材中でも、

「アチッ!服に穴が・・・」(記者)

 火を押しつけられたため、服に穴があいてしまい、呆然とする記者。幸い、けがはありませんでした。

 

 

 鬼の火の恐怖を克服して得られる恩恵は、“無病息災”だといわれています。

 この火祭りは、1500年もの歴史がある伝統のある祭りですが、最近は困ったことがあるといいます。

「(鬼は)花形です。ほんとになり手が集まらない」(地元の人)

 近年、祭りの主役であるはずの鬼役をやりたい人がいないといいます。

 今年2回目となる、鬼役を引き受けた松竹優さん(41)は、

「(仕事は)庭師ですが、1年で一番忙しい時期。お願いされる感じですけど、みんなやりたくない」(鬼役を引き受けた 松竹優さん)

 

 

 鬼役は人気ポジションと思いきや、誰もやりたくない現状があるといいます。一体、なぜなのでしょうか?

 

知られざる「鬼」の苦労

 祭り当日の昼間。今年は、鬼役が5人集まりました。

 もともと予定していた人が仕事になってしまい、その代わりにきた人もいました。

「誰かが出張になり出られなくなったと(代わりに来た)。緊張してます」(今年の鬼役)

 そんな、鬼にはイマドキの悩みがありました。

 最近では、女性や子どもたちにけがをさせてはいけません。安全面に配慮しているのです。実は鬼が参拝者を追い回す際、火のついた木の枝で足もとを突いていました。

 

 

 しかし、ひと昔前は、頭や上半身などへもかまわず火を当てたり、境内の外まで追い回し、その恐怖から木の上に逃げた人もいるほどだったといいます。

「(昔は)上から下から頭から殴られていましたね」
「そこらじゅう、火の粉」(地元の人)

 今の鬼は、祭りの前に念入りに打ち合わせを行います。

「できるだけ頭からたたくようなことはないように」
「くつを狙ってあてます。本当はおもいっきりやりたい、楽だから」(鬼役に指導する地元の人)

 そんな中、祭りの本番前、鬼役にも試練がありました。

 身を清めるために、水に打たれ・・・

 

 

「マジ無理!さむ!」(鬼役の人)

 その後、2時間をかけて火おこし・・・

 

 

 火の付いた枝にくめる火を自分自身でおこすため、火おこしを練習。慣れないことをしたため、手のひらが腫れました。

 そして午後6時から、祭り本番。2時間以上も火に付いた枝を手に、参拝者を追い回し続けました。参拝者がけがをしないよう、気を付けて足もとを狙っています。

「疲れた、たまらん」(鬼役の人)

 

 

 1500年続く伝統のまつりは、怖い面の下でイマドキの配慮に努める鬼の苦労によって成り立っていました。

 

伝統の奇祭 「鬼」が火の枝を押しつけ大暴れ 「鬼」といっても許されない 愛知・岡崎市

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