• index
  • program
  • Locipo
  • news_weather
  • announcer
  • event
  • chukyokun
  • present
  • TVschedule

中京テレビNEWS中京テレビNEWS

【新型コロナウイルス】東海3県への影響
投稿BOX

廃れる「尾州織物」に救世主 若き女性職人の挑戦 愛知・一宮市

報道局
愛知特集 2018/10/28 10:00

  愛知県一宮市で作られている毛織物「尾州織物」。大量生産が難しいとされるこの毛織物の伝統を守っていきたいと、奮闘する若き女性職人がいます。彼女が語る「尾州織物」の魅力とは。

「♪ガッタンガッタン」

 織物を織る音が鳴り響く愛知県一宮市。小島日和(こじま・ひより)さん(25)は若き女性職人です。

「尾州のことを教えていただいて、その生地がすごくかわいかった。布は平面だが(尾州織物は)立体感もあって、今までに見たこともない素材も織り込んであって、心にグサッと響きまして」(小島日和さん)

 彼女が魅了されたのは、尾州の毛織物です。

 一宮市内の販売店では、取り扱っている600本以上の織物、ほぼすべてが、尾州地域で作られたものだといいます。

「尾州のツイードというのは、手触りが柔らかくてしなやかな物というのが特長となっています」(リテイル 後藤玲さん)

 この地域で受け継がれる尾州織物の技術。

 愛知県一宮市周辺では、古くから繊維産業が盛んに行われ、昭和40年代には、8000を超える繊維工業の事業所がありました。多くの人が布を買い求め、繊維産業で栄えた一宮市。

 しかしその後、繊維工業の事業所はオイルショックや中国製品の拡大によって年々減少。今では、10分の1以下の300を下回っています。

 織物産業が低迷する中、若き職人小島さんが目を付けたのが。

「ションヘル織機です」(小島日和さん)

 昭和初期に作られた昔ながらの織機。大量生産ができる織機は高速で布を作り上げることができますが、昔ながらの織機はひとつひとつ丁寧に、ゆっくり織り込むことができるといいます。

「ゆっくりゆっくり仕上げるので風合いが良い。1回洗ったりするが、洗い上がりの風合いがよく仕上がるのがションヘルの魅力」(小島日和さん)

 “仕上がりの風合いを大切にしたい”そう考え、あえて昔ながらの織機を活用する小島さん。

 小島さんの活躍を応援する繊維会社の社長は。

「産地の若手を集めて技術継承をしたいと(彼女は)思っている。『若い人集めてやりますよ』と。そんな子がいるの?では応援したいなと。長い歴史でお世話のなったこの地元に、何か地元にお返しできることがあるなら場所を貸してやろうと」(木玉毛織 木全元隆 社長)

 小島さんは、地元で120年以上続く繊維工場の一角を借りて、今年3月からお店を出し、何種類もの糸を織り込んだクッションなどカラフルで個性あふれる作品をつくっています。

 さらに今年6月からは、昔ながらの織機について学ぶ勉強会を開いて、若手職人とともに
技術を継承することにも力を入れています。

「この時代になくなる産業もたくさんあると思う。AIなど新しいテクノロジーが生まれる中で、織物はすごくアナログな世界なので。若手が継いでいかないと産業が廃れる、瀬戸際というか変わり目の時期だと。全国の頑張っている若手と一緒に頑張っていきたい」(小島日和さん)

 尾州織物の技術継承と発信。小島日和さんの挑戦は続きます。

廃れる「尾州織物」に救世主 若き女性職人の挑戦 愛知・一宮市

この記事をシェアする

2018年10月
« 9月   11月 »
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  
中京テレビNEWSLINEで中京テレビのニュースを読む 友だち追加
2018年10月
« 9月   11月 »
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

中京テレビNEWS トップへ