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『ど根性柿』と呼ばれる不思議なカキの木 約60年前に雷に打たれ近年、突然復活 三重・伊賀市

報道局・遊軍
三重特集 2018/11/9 11:00

 

 三重県伊賀市に、雷に打たれ折れた後、最近になって突如として息を吹き返したという不思議なカキの木があるということで、取材に向かいました。地元の人々が『ど根性柿』と呼ぶ、その不思議なカキの木とは?

 

街のシンボル 不思議なカキの木

 三重県伊賀市。山や川など多くの自然に囲まれた場所に、『ど根性柿』はあります。

「あの状況からすればすごいなって感じますけどね」
「それは不思議ですよ。なんでこんなに?と思う感じです」(地元の住民)

 地元に住む吉岡亮二さん(87)は、長年『ど根性柿』を守り、世話をしています。

 

 

 案内されたのは、約600年の歴史を誇るお寺「曹洞宗 威徳寺(いとくじ)」。『ど根性柿』は、この寺の敷地内にありました。『ど根性柿』と言っても、見た目は少し小さめなただのカキの木。一見、普通のカキの木のようにも見えますが、この木のどこが不思議だというのでしょうか?

 

 

「雷に打たれて、(大木の時の)皮だけ残っている状態だけど、カキを鈴なりにならす」
「5~6年前からカキが実りはじめた。(Q.急に実をつけた理由は?)わからん。私もわかりません」(吉岡亮二さん)

 

落雷により朽ちかけたカキの木

 もともとは高さ15メートル・幹の直径80センチもある大木だったという、このカキの木。

 

 

 60年ほど前に雷の直撃を受け、折れてしまい、現在は高さわずか1.5メートルほどになりました。今でも、木の根元には雷の威力を物語る、焦げた跡があります。

 さらに雷を受けた後も、台風など数多くの災害を受けたというこの木。“このまま朽ちてしまうのでは…?”と心配されながらも、寺のシンボルとして大切に残されてきました。

「この木も倒してしまおうと言っていたけど、『待ってくれ、この木だけは動かすなと』と」(吉岡亮二さん)

 

 

 すると不思議なことに、5~6年前から突然、再びカキの実を付け始めたのです。その数は年々増え続け、今年は200個以上の実がついているといいます。

 その生命力の強さから付いた名前は『ど根性柿』。いまでは、地域の人に愛されるシンボル的な存在になっています。

 

 

根っこと幹がある以上まだ生きている 一生懸命成長した『ど根性柿』

 しかし、この『ど根性柿』、なぜ突然実をつけ始めたのでしょうか?木の医者である、樹木医に話を聞きました。

「根っこと幹がある以上まだ生きているから、そこから新しい枝をわっと吹かせる、死にたくないから。だんだんからだが変化してきて、花や実をつけるからだに変わってきて実をつけ始めた」(日本樹木医会愛知県支部 板倉賢一 支部長)

 雷で幹の大半を失ったものの、皮や根っこは生きており、そこから徐々に芽が出てきます。その芽が長い年月をかけ、ようやく実をつけるまでに成長したためではないかということです。

 街の人に愛されてきた、『ど根性柿』。11月20日頃に収穫し、干し柿にして寺の檀家(だんか)の人たちにおすそ分けをするということです。

 

『ど根性柿』と呼ばれる不思議なカキの木 約60年前に雷に打たれ近年、突然復活 三重・伊賀市

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