• index
  • program
  • Locipo
  • news_weather
  • announcer
  • event
  • chukyokun
  • present
  • TVschedule

中京テレビNEWS中京テレビNEWS

投稿BOX
投稿BOX

深海魚から「しょうゆ」と「ふりかけ」を作った理由、漁師さんからの要望とは 愛知・蒲郡市

報道局・遊軍
愛知特集 2018/12/21 12:30

 

 まずい魚を食べたり、深海魚を押し寿司にしたりと、どんな魚でも食べられるようにしてしまうことで有名な竹島水族館で、新たな商品が誕生しました。その商品は「魚醤(ぎょしょう)」と「ふりかけ」なのですが、やはりちょっと変わった魚から作られたものでした。

 16日、愛知県蒲郡市の竹島水族館で来場者にあるプレゼントが配られました。

 そのプレゼントとは、魚を熟成してつくられるしょうゆの「魚醤」と「ふりかけ」。原料に使われているのは、なんと深海魚です。




 実はこの水族館には変わったモノがたくさん販売されています。売店にはウツボやオオグソクムシをつかったお菓子も。





 とにかくなんでも食べてしまうことで有名な水族館なのです。

 2015年に行ったのは、まずい魚だけ集めた企画展。驚きなのが、ほとんどの魚を飼育員が実際に食べて選びました。

 さらに、2017年に販売していたのが、深海魚をつかった押し寿司。7種類の魚介類が使われていて、マグロやサーモンのほかハシキンメとギスという深海魚が入っていました。





 そして、満を持して2019年に販売されるのが、今回配布された、深海魚“メヒカリ”をつかった魚醤と、深海魚“ニギス”をつかったふりかけです。





「(魚醤は)みそ汁に入れられると聞いたので、ちょっとつかってみたいなと」
「(ふりかけは)カルシウムも豊富だと思うので、娘のおにぎりとかにつかって食べてみたいなと思います」(試供品をもらった人)

 これらの新商品を考案したのは、地元の漁師さんたち。何とも珍しい商品の開発を行ったのには、漁師ならではのある悩みがありました。

「小さなお魚が非常に価格が安いということ。船員さんたちがとってきてもすごく安い。取ってこないほうがいいから、海に置いてきてしまおうとよく言ってまして」(壁谷水産 製造開発部 壁谷増美 主任)




 蒲郡市の漁港を訪ねてみると、そこには大量に深海魚メヒカリとニギスが水揚げされていました。蒲郡市の漁獲量の大半をこれらの魚が占めているといいます。





 しかし、メヒカリやニギスは大きさが10センチ以上の限られたものしか市場に出せず、小さいものは、獲れてもこれまでは海に戻していたといいます。

「病気になると漁師というのは手に職がないから、なにか会社でも考えてくれないかなと。この加工、ニギスとメヒカリなにかにつかえないかなと」(壁谷水産 製造開発部 壁谷増美 主任)

 病気や高齢などを理由に船を降りた漁師たちの第二の仕事として考えたのが、これまで無駄になっていたメヒカリやニギスをつかった加工品の製造でした。

 2年の歳月をかけ大学や研究機関と共同で開発を行い、試行錯誤の末、ようやく魚醤とふりかけを完成することができました。

 特別にその製造過程を見せてもらいました。

 樽の中にぎっしりと敷き詰められたメヒカリを塩につけ、熟成すること7か月。ドロドロの液体状になっていて、魚の原型はありません。




 この液体を何回もろ過することにより、魚醤となります。無添加でのメヒカリの魚醤醸造は、県内では初の試みです。

「新鮮な卵で卵かけごはんを試食したとき、おいしかったとこれはいいと」(壁谷水産 製造開発部 壁谷増美 主任)




 ニギスのふりかけづくりも、いくつもの工程を行っていきます。

 焼いたニギスの身だけを丁寧に取り、ミキサーにかけ、すり身状にします。

 フライパンで、しょうゆなど調味料を加え、30分以上かけて炒め、それを約1時間乾燥させ完成です。




「蒲郡の名物になっているなと。やっぱり新鮮なお魚でつくったのはおいしいねといっていただければ一番いい」(壁谷水産 製造開発部 壁谷増美 主任)

 漁師たちのアイデアがつまったメヒカリの魚醤とニギスのふりかけは、竹島水族館で、元日の1月1日から販売されます。

この記事をシェアする

中京テレビNEWSLINEで中京テレビのニュースを読む 友だち追加

最新のニュース

2018年12月
« 11月   1月 »
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

中京テレビNEWS トップへ