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野鳥の楽園がひどい状況に、プラスチックごみ問題に取り組む2人の留学生 名古屋・港区

報道局
愛知特集 2018/12/24 17:29

 プラスチックごみの問題が、名古屋の野鳥の楽園と言われる「藤前干潟」でもひどい状況になっていました。藤前干潟周辺の清掃を行ったところ、20年前のペットボトルが出てくるなど、環境汚染が続いています。私たちが当たり前のように使っているプラスチック製品。これが深刻な事態を引き起こしていました。

 渡り鳥の飛来地として知られる藤前干潟近くの河口です。

 そこには地面を覆い隠すほどの大量のペットボトルが山積みなっていました。守るべき干潟に迫っている深刻な環境汚染の姿です。

「壮絶な状況だと思います。これまでにない量になっています」(藤前干潟で清掃活動を行う 鈴木康平さん)

 12月中旬、100人余りが集まりボランティアによる清掃活動「藤前干潟クリーン大作戦」が行われました。

 今年相次いだ台風の高潮によって漂着したペットボトルを、この日だけで約1万2000本回収しました。なかには、20年以上前に製造されたペットボトルが、朽ちることなく残っていたといいます。

 ここで黙々と作業を続ける女性たち。日本語を学ぶために海外から日本に留学している大学生です。

「びっくりしました。こんなに多くて」(フランスから留学 アガス・ストフルスさん(20))

「私たちが毎日使っているプラも入っているので、私たちも参加しないといけないと思って」(オーストラリアから留学 濵﨑ニナさん(21))

 オーストラリアから来日した濵﨑ニナさん(21)。プラスチックごみの問題を考えるきっかけになったのは、意外にも普段の買い物だったといいます。

「プラスチックのパッケージがあるのに、また薄いパッケージがあって、フォークもプラスチックが巻いてあって。そのフォークもプラスチック。なんでもプラスチックでびっくりしました」(濵﨑ニナさん)

 様々な用途で利用されているプラスチック製品は、日本人にとっては見慣れた光景です。しかし留学生にとっては、日本は戸惑うほどプラスチックを利用した製品の数が多いと感じるというのです。海外とどのような違いがあるのでしょうか。

「オーストラリアだと、箱に入っていれば、そのまま箱の中にチョコレートとかが入っているので。日本はきれいというイメージが好きだと思うので、だからこんなにプラスチック使っているのかなと」(濵﨑ニナさん)

 最近はプラスチックの削減について、大手企業が相次いで店舗からの全廃を発表。

 国の審議会でも、レジ袋の無料配布を禁止する削減策を示しています。

 使い捨てのプラスチック製品が自然界に出た時に、問題となるのは“細かく砕ける”ことです。

 これを物語るのが、東京湾で行われた調査で見つかった、イワシの体内から出てきた小さなプラスチック片です。

 この調査では、1匹あたり最大で15個のプラスチック片が検出されました。

 しかしなぜ、細かなプラスチック片が魚の体内から見つかったのでしょうか。

 そのヒントとなる研究が、三重県四日市市で進んでいます。四日市市吉崎海岸の砂を海水に入れ、浮いてきたものをすくい上げると。 

「この白いのもプラスチックです」(四日市大学環境情報学部 千葉賢 教授)


 よく見なければ分からない、直径5ミリのほどプラスチック。こうしたプラスチックは、マイクロプラスチックと呼ばれ、これを海にすむイワシなどの魚が誤って食べていたのです。

「(マイクロプラスチックは)水より軽いので、生活ごみか、産業ごみか海に流れ出たものが紫外線を浴びたり、海の波の作用で細かく砕けて、こういうようになったと」(四日市大学環境情報学部 千葉賢 教授)

 専門家によると、ポイ捨てや不当投棄などによって、川を流れたプラスチックごみは、海に流出します。その一部は海岸に漂着し波の力や紫外線によって砕け、回収は困難に。再び海に出れば、魚に取り込まれる恐れがあるというのです。

 さらに心配なのは、その魚を人間が食べたときの影響です。

「生態系に取り込まれたら、今度は人に影響してきますよね。人体に影響しているか研究で出てくると思うので、いまは十分に分かっていないので、これから調べていくことだと」(四日市大学環境情報学部 千葉賢 教授)

 深刻な海洋汚染を少しでも食い止めることができないのか。清掃活動に参加していた留学生たちは、通っている名古屋外語大学の新聞に記事を書き、同世代に訴えかけたいと話します。

「読んだ人がストレートにプラスチックごみを考えてくれるってことがこの記事の狙いだから」(名古屋外語大学 小島一彦さん)

「 (記事に)絵があるから確実にプラスチックは見えています。他の国の海に流れ込んでいるのではなく、私たちの日本の海に流れ込んでいる 」(オーストラリアから留学 濵﨑ニナさん)

 ごみとして捨てれば、それで終わりではありません。その先を考えることが、私たちの将来には必要だと2人は話します。

「(プラスチック削減は)本当に小さい行動で変えられると思ってほしいです」(フランスから留学 アガス・ストフルスさん)
「私たちはプラスチックを買うときは考えずに買って、見えないから問題じゃないと思う人がいると思うので、考えてくださいと伝えたいと思っています」(オーストラリアから留学 濵﨑ニナさん)

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