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「シースルー列車」驚きの光景 車輪を床からのぞく、ローカル鉄道の生き残り策とは 三重・四日市市

報道局・遊軍
三重特集 2019/2/12 15:30

 

 利用者が減りかつては廃線の危機に直面したローカル鉄道がじわりと盛り上がっているといいます。そのワケとは…。

 

 三重県四日市市の静かな住宅街を走る、「四日市あすなろう鉄道」。四日市駅を中心に総延長7キロを結ぶこの鉄道は、住民たちの通勤や通学などとして利用されています。車内では、驚きの光景が…。

 

 

 下を向きながら車内を歩き、床にスマートフォンを向ける乗客。

 

 

「面白いと思いますよ、これ。普段見られない所なんでね」(名古屋から来た乗客)

 男性が撮影していたのは、シースルーの床。シースルーの床から列車の車輪の様子などを眺めることができ、鉄道ファンにはたまらないものだといいます。

 

 

「(鉄道ファンが)来るでしょうね、これはね結構。どんどんやってもらって、人気が出るといいですね」(名古屋から来た乗客)

 

 

 1月28日から運行が始まったという、「シースルー列車」。一体なぜこのような取り組みを始めたのでしょうか?

「やはり通学利用者の人が減っている。こういったイベントを含め、みなさんにご利用していただければと考えています」(四日市市公共交通推進室 内糸豊 室長)

 

 

 四日市あすなろう鉄道は、利用客の減少から、かつて累積赤字が100億円を超え廃線の危機に直面しました。しかし、地元の人たちの存続を望む声によって、4年前に生まれ変わりましたが、ピーク時に比べると利用客は3分の1以下になっているといいます。

 

 

「地元の通勤通学の重要な交通手段です」
「廃線廃線って言っていましたけど。これだけ乗るということは必要なんでしょうね」
「みんなでしゃべりながら、楽しく登校できる列車です」(地元の利用客)

 

 

 利用客が減少する中、地元の人たちの大切な移動手段としてまちをつなぐ「四日市あすなろう鉄道」。乗客を増やそうという工夫はシースルー列車以外にも行われていて、先月までは車内を青く彩ったイルミネーション列車のイベントをするなど、地域が盛り上がるよう取り組んできました。

 

 

 実は、こうした地域を盛り上げようという取り組みは、他のローカル鉄道でも行われていて、岐阜県を走る明知鉄道では“寒天弁当列車”、長良川鉄道では“鮎型フリーきっぷ”など、地元の名産を使ってPRするなど、独自の取り組みも行われているといいます。

 

 

「地域の交通手段としてだけではなく、市外や県外からたくさんの方にお越しいただきたいと思っています」(四日市あすなろう鉄道 辻一宏 助役)

 また、まちのローカル鉄道が取り組む地域活性化に、四日市あすなろう鉄道の終点である西日野駅の近くの飲食店では、シースルー列車など地元を盛り上げる取り組みに期待を寄せていました。

「毎回電車に乗るたびに、すごく頑張っているんだなと」(農家直営レストラン 下木場聡美 店長)

 

 

 駅の近くにあるレストランでは、列車を待っている客が訪れることもあり売り上げも好調。店内では、あすなろう鉄道の取り組みが話題になることもあるといいます。

「電車を降りたその先に、何か見に行けるようなものがあれば、いいなと思っています」(農家直営レストラン 下木場聡美 店長)

 生き残りをかけたPRが行われている、ローカル鉄道の取り組み。あの手この手の挑戦は続きます。

 

「シースルー列車」驚きの光景 車輪を床からのぞく、ローカル鉄道の生き残り策とは 三重・四日市市

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