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去年の台風の被害に負けず皮一枚だけで咲く「ど根性梅」まさかの光景とは 岐阜県・安八町

報道局
岐阜特集 2019/3/8 19:41

 去年台風の被害を受け、皮一枚で命をつなぐ岐阜県安八町の「ど根性梅」が見頃だそうです。取材してわかったのは、“皮一枚”つながったからこそ、まさかの光景をみせたそうです。その意外なワケとは。

 岐阜県安八町にある安八百梅園。約100種類、1200本以上の梅の木があります。その中で驚きの光景を見せている梅の木があります。

「素晴らしいなと思って、けさ一番に来た。やっぱり自然はいいなと思いますね」
「根性を感じる。これぐらい根性がないとあかんね」(来園者)

 “ど根性梅”と名付けられたこちらの梅の木。

 なんと根元に近い部分からポッキリ折れているのですが、皮の部分だけでつながっており、甘い香りを漂わせながら 春を告げる花を咲かせています。

 これぞ“ど根性梅”といえるその姿。

 しかし、なぜ、こんな状態になってしまったのでしょうか。

「去年の台風で、老木なんですけど倒れてしまい、ちょっと樹皮がついているだけで」(安八百梅園 観光案内ボランティア 吉田満郎 会長)

 去年、日本各地に甚大な被害をもたらした台風21号。東海地方にも大きな爪痕を残しました。“ど根性梅”はその台風で根元から折れてしまい、皮だけがつながった状態になり、今の姿になったのだといいます。

 “ど根性梅”は、根元に近い部分から、2本の幹が見事に折れてしまっています。

 当初は木を切ることも検討されたといいますが、完全に枯れているわけではないことから、撤去できないでいたところ、2月中旬、なんと開花し始めたというのです。

 なぜ、わずか皮の部分だけでつながっている、こんな状態で花を咲かせることができるのでしょうか。

 

 愛知県稲沢市にある「愛知植木センター」で、樹木に詳しい人に、ど根性梅の映像を見てもらいました。

「梅に限らず樹木は表面の樹皮の内側に形成層という組織があり、水分・養分を吸い上げる管が通っています。この部分が傷ついていなければ、樹木の生命維持は大丈夫だと思う」(愛知植木センター 福浦正康 所長)

 今回、折れた梅の木が枯れずに花を咲かせたのは、成長などに必要な水や栄養を運ぶ場所がポイント。それが、形成層という木の芯となる木質部分と樹皮の間にある場所だと見られています。

 そのため、たとえ幹が折れたとしても、形成層が無事ならば栄養などを運び、木は枯れることはなく、生き続けることができるのです。

 去年の台風で折れる前には幹の周りは、約80センチ、高さは2メートルほどあったという梅の木。台風で折れた後、ど根性でよみがえった梅の木に、地元の人は。

「安八百梅園の今年一番のメインは、 “ど根性梅”だと思います。こうして倒れた梅が咲いているという、ど根性の町にしてほしい」(安八百梅園 観光案内ボランティア 吉田満郎 会長)

 台風に幹を折られたことにも負けず、冬の寒さにも耐えて、満開の花を咲かせた、ど根性梅。

「これだけの幹だけで、よく水を吸い上げているね」
「つながった皮だけで生きているんだもの」
「いとおしい感じ」(“ど根性梅”を見に来た客)

 その花は見る人の笑顔に、少し早めの春を届けているようです。

去年の台風の被害に負けず皮一枚だけで咲く「ど根性梅」まさかの光景とは 岐阜県・安八町

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