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2万基を超える墓石の山「墓の墓場」、増加する“墓じまい”時代ともに変わるお墓のカタチ

報道局
愛知三重岐阜特集 2019/4/12 17:00

 愛知県豊田市のある場所に、目を見張る驚きの光景がありました。そこにあったのは墓石の山。一体、なぜこんなことになったのか、取材を進めると今時の事情が見えてきました。

 驚きの光景は、愛知県豊田市にある「妙楽寺」にありました。寺の住職と、その場所へ向かうと、圧倒される大量の墓石が。

 その数は、なんと2万基を超えるといいます。

 この大量の墓石を引き取っているのは、妙楽寺の住職・鈴木さんです。

 愛知県内を中心に、不要となった墓石を引き取り、毎月供養しています。いわば“お墓の墓”となったこの場所には、引き取られた様々な墓石があります。

「古いものだと、ぼろぼろになり、割れてしまうものもあるのです」(妙楽寺 鈴木政彦 住職)

 長年の雨風に耐えきれず、割れてしまったものがある一方、星の形がしっかりと残るのは、戦没者の墓。

 なかには、先祖代々の石像までも並べられています。

 さらに。

「これは交通安全観音さんで、豊田市内でお寺をやっていたけど、お寺の跡継ぎが跡を継げないので、寺そのものを寺じまいしたんです」(妙楽寺 鈴木政彦 住職)

 なんと、お寺自体がなくなってしまい、行き場に困った観音像が預けられるケースも。

 石の数だけ存在するそれぞれの事情。これらは全て維持・管理ができず、墓地やお寺から撤去され運ばれてきたものだったのです。

「寺へ相談に来て墓じまいをしようとか、終活の相談が増えてきています」(妙楽寺 鈴木政彦 住職)

 最近増加しているという“墓じまい”。

 それを象徴するように、ここ最近、岐阜市にある市営大洞墓地で目立つようになったのが、墓地の空白地です。

「こちらが使用されていた墓地を返還された区画です」(岐阜市市民生活政策課 成瀬良紀さん)

 墓じまいが相次いでいるため、さら地になった区画も増加。さらに、新しい墓を建てる人も減っているといいます。

「面倒を見ていく、管理していくことが難しいということが、お墓をしまう墓じまいされる一番の理由だと思います」(岐阜市市民生活政策課 成瀬良紀さん)

 お墓といえば、先祖代々受け継ぎ、後世につないでいくもの。その考えが変わりつつあるのです。

「親を敬っていくことは大切だと思うが、下の代につなげていくべきものなのか」
「墓じまいをしようと思いまして。私には子どもがいませんから、無縁仏になる。それもかわいそうではないですか」(墓地に来た人)

 墓じまいをする人は、ここ数年増え続けています。

 墓じまいや墓を移動する改葬の数は、10年前と比べ、約4割増加。

 変わりゆく考え方に合わせ、市営墓地を管理する自治体も対応を進めています。

 おととし、岐阜県関市が市営の墓地公園「陽光苑」内に作った「合葬式墓地」。


「墓じまいをしたい方が増えることを見込み、こういった合葬式墓地を造りました」(関市環境課 福井正典 課長)

 合葬式墓地とは、ひとつの施設のなかに、遺骨をまとめて納める墓地のこと。

 墓石がいらないため、費用は6万円からと負担も少なく、管理する手間も不要。すでに70体が納められているといいます。

 先祖を敬う気持ちは変わらずとも、お墓のカタチは時代と共に変わりつつあるようです。

2万基を超える墓石の山「墓の墓場」、増加する“墓じまい”時代ともに変わるお墓のカタチ

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