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動物園で大人気のかわいい動物の悲しい過去とは

報道局
愛知三重岐阜特集 2019/4/18 11:00

 

 “人懐っこいサイ”、名前を呼ぶと気分次第でたまに近寄って来てくれるという、動物園の人気者だそうです。しかし、その人懐っこさのウラには悲しい過去がありました。

 

 愛知県豊橋市にある「のんほいパーク 豊橋総合動植物公園」。アフリカエリアの中で人気なのが、大きなシロサイ・タンディー(28)です。タンディーは、27年前に南アフリカからやってきたメスのシロサイ。シロサイはもともと穏やかな性格だといいますが、中でもタンディーは人懐っこい性格だといいます。その人懐っこさから、名前を呼ぶと気分次第で近寄ってくれることもあるとか。

「タンディー」(来園者)

 

 

 そして、タンディーと同じ時期にこの動物園にやってきた、オスのトム(28)。サイの担当になってまだ3日目という林さんにも、全幅の信頼を寄せている様子。しかしその人懐っこさの背景には、悲しい過去がありました。

「この辺をなでると目がトローッとします」(飼育員 林美喜男さん)

 

 

 タンディーとトムが幼少期を過ごしたのは、南アフリカ。しかし突然母親が死んでしまいます。原因は“密猟”でした。

「ベトナムと中国では、サイの角の粉を水に溶かして飲むと万能薬になるという古くからの迷信があって、信じられないような高値で密売されている。全体で約2万5000頭しかいないものが、年間約1000頭殺されている。絶滅危機が迫っている状態」(NPO法人 アフリカゾウの涙 今泉木綿子さん)

 1キロ300万円で取引されるというサイの角、そのため密猟は後を絶ちません。この密猟によって母親を奪われたタンディーとトムは人の手で育てられ、次第に人懐っこくなっていったそうです。

 

悲しい過去を持つ生き物たちは他にも…

 高知県香南市にある動物園「高知県立のいち動物公園」。

 ここにも保護された2匹のかわいらしいコツメカワウソがいます。

「親に泳ぎを習いますが、それができていないので、今も泳ぐことができない」(カワウソ飼育担当 森本さやかさん)

 この2匹のコツメカワウソは10数年前に密輸されたとみられ、動物園によって保護されていたのです。コツメカワウソは絶滅の恐れがあるとされワシントン条約で取引が規制されています。

 

 

 名古屋市千種区にある「東山動植物園」でも数多くの生き物を保護。保護動物の中には、日本では数か所しか飼育していないという珍しい鳥もいるといいます。

「スミレコンゴウインコといいまして、(日本国内で飼育しているのは)東山動植物園だけではないが、珍しい鳥の1つ。このインコ、ワシントン条約に違反して密輸されて押収されて、こちらで預かってるものですね」(東山動植物園 茶谷公一副園長)

 

 

 他にも鮮やかな彩りが美しい南米のアカコンゴウインコや、本来カリブ海に生息しているケイマンイワイグアナも飼育されていますが、こちらも違法に持ち込まれたものを、東山動植物園では経済産業省の委託を受けて15種類、保護しています。

 

 

「絶滅にひんしている原因の1つが乱獲・密輸だったりする。密輸をしない、ルールにのっとって輸入しないと、動物たちが絶滅する。それをみなさんに知っていただく意味でも展示している」(東山動植物園 茶谷公一副園長)

 

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