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双子や三つ子など「多胎(たたい)家庭」の育児は大変、ある事件を通じ支援を見直す動きも

報道局
愛知三重岐阜特集 2019/5/19 9:00

 双子や三つ子といった、複数の子が一度に生まれる「多胎(たたい)家庭」。単胎家庭とは違った子育ての苦悩。ひとつの事件を通して、今、多胎家庭の支援が見直されようとしています。

 5月10日、岐阜市内の大学で行われた育児教室。集まってきたのは、双子や三つ子といった複数の子どもを同時に育てているお母さんたちです。

 こうした双子や三つ子の子どもがいる家庭は「多胎家庭」と呼ばれていて、この日は44組の親子が集まり、苦労や悩みを話し合います。

「1人は最近、後追いが始まったので、両方に対応するのが大変」
「(双子の)力関係がはっきりしていて、弟の我が強くて何でもとったり」(参加者)

 実は多胎家庭は、不妊治療の広がりの影響で近年増えており、30年前に比べると出産総数に占める割合は約1.5倍に増加しています。

 今回、初めて育児教室に参加した、亜美さん(34)も、双子の育児の真っ最中です。

「この子たちがNICUに入院していたので、自分は5日後に退院して、お母さん安静にしてねって言われるけど、お見舞いは毎日行かなきゃいけないから、もう死にそうで。でもおっぱいも絞って」(亜美さん)

 

 亜美さんは、去年7月に双子の赤ちゃんを出産しました。おそろいの洋服を身につけたみことちゃんとみすずちゃん。日中は亜美さんがほぼ1人で世話をしています。遊んだ2人に昼寝をさせようとすると、1人が寝そうになっても、1人はもっと遊びたいようです。

 2人をあやし続けること約20分。動き回っていたみすずちゃんが先に眠りにつきました。

 しかし、みことちゃんが寝る気配はなく、亜美さんは夕食の支度をしながら、目を離すことができません。

 さらに20分後。

「はー、やっと寝た」(亜美さん)

 ようやく家事にとりかかります。

「今から勝負と思って、下ごしらえだけできるものして、今から2階に行って、洗濯物たたんで」(亜美さん)

 約1600グラムの未熟児で生まれた2人は、母乳を飲むことが難しく、亜美さんは出産後、30分ほどしか寝られない日も少なくありませんでした。

「3時間おきにミルクをあげなきゃいけないということは、その前に自分のおっぱいを絞らなきゃいけないし、この子たちも飲むのに30分とかかかっていたので、もう気づいたら“おっぱい・オムツ・泣いている”のエンドレスの状況」(亜美さん)

 双子の育児は、1人の子どもを育てるより、2倍以上の時間がかかるといわれています。

「多胎家庭の虐待死事件」から考える 

 去年1月、痛ましい事件がありました。愛知県豊田市で、母親が生後11か月の三つ子の二男を畳の上にたたきつけ、二男が死亡したのです。

 今年3月、裁判所は「三つ子の育児を懸命に行っていて、同情できる点も少なくない」とした一方、「いらだちを被害者にぶつけた犯行の動機は身勝手」として、母親に懲役3年6か月の判決を言い渡しました。

 この事件は、双子を育てている、亜美さんにとって、母親が育児で追い込まれていく心境は人ごとには思えなかったといいます。

「なんか泣いちゃうんですけど、しんどいですよね、やっぱ。抱っこしてあげたくても、首がすわっていないと怖くて抱っこしてあげられない。でも泣いているから、平等にぎゅっとしたいけどできない。あのお母さんも悪いは悪いのですけど、一生懸命育ててきて。でも1人で目の前でギャーって泣かれたら、自分も涙出て(子どもと)3人で泣いていることもあったので」(亜美さん)

 亜美さんは双子の母親として、これから多胎育児に直面する家庭に伝えたいことがあるといいます。

「本当に大変だけどめちゃめちゃ幸せですっていうのは伝えたい。(多胎児の母親は)他人に甘える、よその人でもいいんで」(亜美さん)

 

 13日、岐阜県多治見市では多胎家庭に必要な支援を考える研修会が開かれました。

 豊田市で発生した事件を繰り返さないために、「ぎふ多胎ネット」の理事長・糸井川誠子さんは、まずは多胎家庭の状況を知ってもらうことが必要だと話します。

「多胎家庭のことは多胎家庭の人しか分かっていないのが一番の問題。(多胎家庭に)支援が必要だということを理解していただいて、双子って2本の手がふさがってしまう。第3の手がほしいのですよ。第3の手に皆さんがなっていただきたい」(ぎふ多胎ネット 糸井川誠子理事長)

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