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アメリカ銃規制を訴え27年 天国に捧げた童話と16歳少女との出会い

報道局
愛知特集 2019/6/8 20:00

 5月25日、日本を訪れたアメリカのトランプ大統領。時を同じくして、アメリカへ向け、あるメッセージを送り続ける、日本人の姿がありました。

 

銃規制を訴え続ける夫婦 16歳少女との出会い

 愛知県名古屋市に住む、服部政一さん(72)、美恵子さん(71)。

 27年前、息子の剛丈さん(当時16)は、アメリカ留学中にハロウィンパーティーで訪問する家を間違え、住人に銃で撃たれ死亡しました。

 服部夫妻はそれ以来、「息子の死を無駄にしたくない」と銃規制を訴え続け、195万人分もの署名をクリントン大統領(当時)に渡すなど、積極的に活動を続けています。

 そんな服部夫妻のもとを、ある少女が訪ねてきました。エンゲルバート美愛さん(16)。

 アメリカ人の父と日本人の母をもつ高校生です。彼女はアメリカで、ある事件を目撃していました。

 

銃乱射事件を目撃 亡くした親友への思い

 2018年2月、アメリカ・フロリダ州の高校で起きた、銃乱射事件。19歳の元生徒がライフル銃を乱射し、生徒や教師ら17人が帰らぬ人となりました。

 その犠牲者の中には、美愛さんの親友、アリッサ・アルハデフさんも含まれていました。

「アリッサはまだ14歳で、未来にはいろんなことがあった。誰にもこんな気持ちになってほしくないから、こうやって活動して頑張っている」(エンゲルバート美愛さん)

 美愛さんは、「亡くなった親友の声になりたい」と、銃のない社会を目指し、活動を続けています。

 

募る「銃規制」への思い 後世につなぐ童話

 服部夫妻と、美愛さん。銃規制を願う、同じ思いを持つもの同士、世代と国境を越えて語り合いました。

 この「運命の出会い」を形にして、次の世代につなげたい。服部美恵子さんはあることをひらめきます。

「サポートになるか、最後の言葉になるか分かりませんけど、今の段階で残しておいた方が絶対いいなと思ったもので」(服部美恵子さん)

 服部美恵子さんが取り組んでいるのは、童話の制作です。書き上げたのは、この世界から、銃がなくなることを願うというストーリー。

 童話の挿絵は、愛知県あま市の中学生が描くことになりました。生徒たちは、服部夫婦の言葉にふれ、それぞれの思いを絵に込めていきます。

「アメリカでは、法律で銃を持って良いと決まっているけど、使い方によって、人の命が簡単に奪われてしまうと思うと、悲しい気持ちになります」(中学生)

 

完成した童話 犠牲となった「2人」の新たな物語

 トランプ大統領が来日した、その日。完成した童話「アリッサとヨシ」の朗読会が開かれました。

――『私って死んでしまったの?見下ろすと、お父さんお母さんは、アリッサの亡骸にすがって泣いています』

 剛丈さん、そして美愛さんの親友・アリッサさんが天国で出会い、地上の世界から銃がなくなるよう、一緒に行動するという物語。

 自分と同じ境遇にあったアリッサさんのお母さんを励ましたいと、童話の最後は、天国のアリッサさんからのこんな言葉で結びました。

――『お父さん、お母さん、そしてみんな。勇気を出して!姿は見えなくても、私はいつもあなたたちのそばにいるわ。私の大好きなアメリカが安全になってほしいから、一緒に働くわ』

 そして、服部夫婦の思いを受け取った、アリッサさんのお母さんから、こんなビデオメッセージが届きました。

「『アリッサとヨシ』を制作されたこと、心からうれしく思います。安全な国、安全な学校を作るため、一緒になって行動していきましょう」(アリッサさんの母親/日本語訳)

 銃のない世界を願って活動してきた27年。次の世代を担う若者とともに、服部夫婦の活動は続いていきます。

アメリカ銃規制を訴え27年 天国に捧げた童話と16歳少女との出会い

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