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一人暮らしの老人を救う遠隔医療 診療受け薬も届く 画期的な仕組みとは 愛知・豊根村

報道局
愛知特集 2019/7/9 15:30

 

 交通の不便な過疎地域で、一人暮らしの老人を救う、ある仕組みが注目されています。愛知県豊根村ではタブレット端末を使った遠隔医療の取り組みが始まっていました。その仕組みとは?

 

 愛知県の東の端にある豊根村。この山あいの村では、長年ある悩みを抱えていました。

「遠いもんだから、病院が」
「薬局ですと40分くらいかな。新城市のほうに」
「東栄の薬局だと(近いけど)村営と町営のバスを乗り継いで1時間近くかかる」(村民)

 豊根村には診療所(午前中だけ)が1か所しかなく、薬局はないため他の市町村にいかなくてはなりません。

 

 

 病院に行って薬をもらうには自ら足を運ぶ必要がありますが、豊根村はそんな従来の方法を覆す画期的な仕組みに取り組んでいました。一体どんな仕組みなんでしょうか?

 豊根村に住む村松信子さん(92)。村松さんは、息子さん(69)との二人暮らし。血圧が不安定で、2年前に病気を患ってからは1日を家の中で過ごすようになりました。

 村唯一の診療所には息子さんに連れて行ってもらいますが、村松さん一人では通えません。その切り札ともいえるのが「タブレット端末」。

 

 

「だいたい、いつも同じくらいの血圧ですか?」(医師)
「はい、そうです」(村松さん)
「痛みはないですか」(医師)
「手は痛みがないんですが、足がだるいんです」(村松さん)

 テレビ電話機能で話す相手は、村の診療所の医師。診療を受けた後、医師が処方箋を出しました。そして翌日、村松さんはタブレットを使い、今度は薬剤師と話しました。

 

 

「同じ薬を前回と同じ感じで一つにまとめてありますので」(薬剤師)
「お願いします」(村松さん)

 村松さんは、薬剤師から薬の飲み方や体調管理についてアドバイスを受けました。

 その2時間後。

「薬をお届けにあがりました」(薬局の人)

 村松さんは家にいながらにして、薬を受け取ることができました。

 

 

「うれしいことですよ。私たちみたいな立場のものにとってはね。みんな使えるようになるといい」(村松さん)

 

災害時にも活用を期待

 なかなか病院に足を運ぶことができない人のための画期的な仕組み。この仕組みは、高齢の患者だけに限った話ではなく、大きな可能性を秘めています。

 それは、災害時。豊根村は2018年の台風24号の影響による土砂崩れで、村内の道路が寸断し、一部の集落が孤立状態に。車であっても移動が困難な状況に陥りました。

 

 

 今回、薬局と協力し始めた仕組みに、村も期待を寄せています。

「一人暮らしの老人が増えてきて、交通の不便な地域で、家も点在している。災害に弱いところでどこにいても医療が受けられる。薬が手に入る。そういったところを目指しています」(豊根村 村松和重住民課長)

 

 

 しかしその一方で、まだまだ課題も残っています。

「薬だけで満足する人はいいけど、診てもらった上で、処方してもらわないと安心できない」(村民)

「実際に画面上よく見えて、話もよく聞こえるが、直接肌の具合を触れたりするのとは、やっぱり違う。体調が不安定だったり、急激に衰えている人には(オンラインの)対象としては難しい」(豊根村診療所 魚住隆雄医師)

 

 

 家にいながら診療も受け、薬も受け取れる画期的な仕組み。国は今後、全国的な普及に向けて検討しています。

 

一人暮らしの老人を救う遠隔医療 診療受け薬も届く 画期的な仕組みとは 愛知・豊根村

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