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常滑焼のお茶わんづくり 給食がモリモリ食べられる驚きの効果とは 愛知・常滑市

報道局
愛知特集 2019/7/16 11:20

 

 愛知県常滑市で行われた小学生の「陶芸体験」の授業。実は陶芸に親しむだけでなく、小食な子どもたちに驚きの効果がありました。

 

 教室で一人にひとつずつ配られたのは、なにやら白い物体。なめらかなドーム状のパーツに短い軸がついた、その姿はまるで…。

 

 

「マッシュルームください!」(児童)

 突然現れた、大きな“マッシュルーム”。この日の特別な授業で使うためのものだといいます。

「お父さんお母さんとおしゃべりしながらご飯を食べている。そんなところも想像しながら、お茶わんを作ってください」(特別授業の講師・鯉江優次さん)

 実はこの“マッシュルーム”、お茶わんを作るための「押し型」。

 

 

 愛知県常滑市にある「常滑東小学校」では、地元の名産“常滑焼”に親しもうと、4年生約170人が、茶わん作りに挑戦しました。

 茶わんの底に基台となる高台(こうだい)をつけて基本の形を作ると、思い思いの飾り付けに夢中になる子どもたち。

 

 

「自然みたいなお茶わんにしたい。草とか太陽とか生き物とかそういうのをつけたい」(児童)

Q.何の形を作る?
「ん~、コウモリ!」(児童)

 ただ、焼き物づくりといえば、“ろくろ”を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。実際、常滑焼で有名な「朱泥(しゅでい)の急須」も、ろくろ作りが基本です。

 この常滑東小学校、実は…

「ろくろ室と書かれています。中に入ると、電動ろくろが並んでいます」(記者)

 

 

 1クラス40人ほどが同時にろくろを使える環境で、5・6年生はろくろで陶芸体験をしているのです。

 一体なぜ、あえて押し型を使って授業をするのか。そのワケについて、先生役の男性は。

 

 

「僕もこの学校の卒業生なので、(陶芸体験が)すごく体験としては記憶に残ってるんですけど、それが普段の生活の中で使ってたかというと、あまり記憶がない」(鯉江優次さん)

 40年以上続く窯元「山源陶苑」の3代目である鯉江優次さん。30年ほど前、鯉江さんも学校でろくろなどを使って器づくりの体験をしていました。



 しかし土の扱いは難しく、毎日使えるようなものは出来なかったといいます。

「体験して終わりではなく、体験したものがちゃんと生活に根ざしていく形をとると、多分もっと記憶に残るのではないか」(鯉江優次さん)

 現在、担い手が減り続けている常滑焼。ふるさとの将来を担う子ども達が、より愛着を持てるようにと、ろくろなどに比べて実用性のある形が作りやすい、押し型での授業を始めたのです。

 一方、授業を受け入れた学校側には、別の期待も。

「自分で作ったものでご飯を食べると、普段食べている器よりも気持ちが違ってくると思うので、食べる量も自然と増えてくるのではないか」(常滑東小学校 林健太郎教諭)

 実は、教室では給食の「いただきます」のあいさつの後に…

 

 

「汁、減らす人?ご飯減らす人?」(児童)

 すぐにできるのが、食べられない分をあらかじめ減らすための行列。小食な子ども達が並ぶ光景は、日常的なものだといいます。

 亀田美唯さんもなかなか量が食べられない子のひとり。

 


 お茶わんづくり自体は楽しそうにやっていましたが…

Q.(茶わんが)完成したら、どのくらい食べられそう?
「う~ん、半分くらい」(亀田美唯さん)

 ふるさとへの愛着を育てつつ食事の量を増やす効果も期待される、この茶わんたち。果たして、どうなるのでしょうか。

 

完成したお茶わんで給食 モリモリ食べられる

 1か月後。いよいよ、茶わんが焼き上がり、子ども達に手渡される日が来ました。箱を開けるのが、待ちきれない様子です。

 それぞれが好きな色で仕上げられた、お茶わん。みんな笑顔でいい表情です。

 

 

 するとそのお茶わんに、ごはんがよそわれました。自宅に茶わんを持ち帰る前に、この日だけ特別に自分の茶わんで給食を食べるのです。

 量は「半分ぐらい」でいいと言っていた美唯さんは…

「もっと いっぱい入れてほしかった」(亀田美唯さん)

 そして、給食を食べ始めると、いつもは時間ギリギリまでかかるごはんを5分もたたずに完食しました。しかも、おかわりまで。

 

 

「きょうみたいに(自宅でも)お茶わん2杯分食べてみたい。毎日」(亀田美唯さん)

「すごく、うれしいです。ごはんも いっぱい残さず食べたみたいだし、『きょうも夜(この茶わんで)ご飯 食べるんだ』と言ってくれているので、やってよかったなと思います」(鯉江優次さん)

 

 子どもたちが常滑焼でたくさん食べる姿。家庭でも見ることができそうです。

 

常滑焼のお茶わんづくり 給食がモリモリ食べられる驚きの効果とは 愛知・常滑市

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