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「学童保育」が心配  “暑さ”や“人手不足” 規制緩和による“安全対策”

報道局
愛知特集 2019/7/29 16:00

 

 働く親をもつ小学生が、授業後などに過ごす「学童保育」。実は今、その学童保育の課題が、浮き彫りとなってきています。

 

 ある平日の午前8時過ぎ。名古屋市瑞穂区の学童保育「弥富・中根第1学童クラブ」に子どもたちが集まってきました。


 夏休み期間は、通常よりも長く午前8時から午後7時まで開所していて、子どもたちは宿題をしたり遊んだりしながら一日を過ごします。

「本当に働く親としては、すごくありがたいですね」
「こういう環境があるから、安心して働けるのが一番」
「なくてはならない場所です」(保護者)

 

この時季は“暑い”学童内

 中には、この季節ならでは“暑さ”についての心配を口にする保護者も。


 

「熱中症とかも。ずっと暑いので心配ですね」
「ただでさえ暑いのに、かわいそうですけど、しかたがないですね」(保護者)

 建物はプレハブ。学童運営者に市から無償で貸し出されますが、熱が部屋の中にこもるそうです。名古屋市内のいくつかの学童が、プレハブなのだといいます。

 

 

「プレハブなので、壁に外の気温が直接反映してくるので、夏の昼間は壁付近に立つと、モワッとした空気がきますね」(父母会事務局 中嶋礼子さん)

 午前9時半すぎの室内の気温を見てみると27度ですが…。

「子どもたちの熱気もあるのか、27度とは思えないくらい暑いです」(記者)

 暑さのワケは、そのつくりだけではないようです。

 この学童では、2009年の開設当初は児童16人が利用していましたがしたが、今年は45人にまで増えました。


 

 部屋の中にも関わらず、汗をかいている子も。教室とほぼ同じ大きさの施設内は、子どもたちが密集しているような状態で遊んでいるのです。

 そこで、施設内のエアコンを増やし、直射日光を避けるため、すだれ代わりのシートを設置。屋根には遮熱マットを広げ、暑さ対策をしましたが、なかなか緩和されない様子。

「今から公園行くから、公園行きたい子」(指導員)

 苦肉の策は、移動に負担がかからない涼しい時間帯に、公園や図書館などに出かけること。

「子どもたちが健康上問題のないように、元気に過ごせる環境を整えたいなと思っています」(父母会事務局 中嶋礼子さん )

 

不足している施設や指導員

 共働きなどの世帯が増え、子どもたちの居場所として欠かせなくなっている学童保育は、全国的に年々増加。


 

 昨年度、利用した児童数は121万人と10年で1.5倍に増え、施設の受け入れ態勢が追いついていないのが現状です。

 さらに、こんな問題も。

「今の課題は指導員不足が一番大きいですね。(愛知県だけで)300~400人は、少なくとも足りていないですね。(時給が低い所は)900円に届くか届かないか、安いですよ」(愛知県学童保育連絡協議会 賀屋哲男 事務局長)

 指導員は、保育士や教員免許を持っているなどの基準がありますが、働く条件が整っていないため、なり手が少ないのです。

 

指導員不足の解消するために“ある対策”を

 その課題を夏休み期間だけでも解消しようとしているのが、愛知県豊川市です。

 

 

 複合商業施設「プリオ」の中にある、手作り感のある看板が目印の学童保育は、今年初めて“夏休み期間限定”で開所しました。

 指導員不足を解消するための対策も。

「(普段は)子育て支援センターに勤めています」(指導員 小久保伸子さん)

 名札には「子育て支援センター」と書かれていますが、実は指導員は、他の学童保育や保育園で働いた経験がある人たちなんです。

 働く保護者たちの声を受け、市が指導員のなり手を探し、どうにか開所にこぎつけたといいます。


 

「(保護者からは)夏休みだけでも預かってもらえるところがあって、うれしいですとお言葉をいただいて、こちらも喜んでいます」(指導員 小久保伸子さん)

 

「規制緩和」への懸念

 対策が進められていく一方で、子ども達の安全を脅かす懸念も。それは、今年5月、児童福祉法の法改正で規制が緩和されたことです。

「今までは、指導員を“2人以上”配置しなければならないと国が位置づけていたんですが、できれば守ってほしいけど、“守らなくてもいいよ”と(緩和されることになった)。小学生はまだ落ち着きがない時期ですので、ひとりで見るのは、ほぼ不可能に近い。けががあった場合に、ひとりだと対応しようがない」(愛知県学童保育連絡協議会 賀屋哲男 事務局長)

 指導員の配置や基準について規制緩和されることになり、子どもたちの安全が守られるのか心配だと指摘します。

 

 始まったばかりの夏休み。子どもたちの過ごしやすい居場所の確保が求められています。

 

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