遊園地の遊具部品落下 業者が目視だけで「異常なし」報告 名古屋
報道局・行政班
愛知
2019/7/31 11:40
今年5月、名古屋市千種区の東山動植物園にある遊園地で、遊具の部品が落下し女児(10)がけがをした事故で、点検業者がハンマーなどを使った点検を行わず、目視のみで異常なしと報告していたことが分かりました。
この事故は今年5月、東山動植物園の遊園地エリアにある遊具「ニューバイキング」の約2キロの装飾部品が落下し、女の子が右足に軽いけがをしたものです。
遊園地を管理する東山公園協会によりますと、建築基準法では大型遊具などについて、年に1回の定期点検が義務づけられており、この遊具も今年2月に点検が行われていました。
しかし、点検業務を受託した東京都の業者がハンマーなどを使った点検を行わず、目視だけで「異常なし」と報告していたということです。
東山公園協会は「ハンマーなどを使って点検していれば事故を防げた可能性がある」などとした上で、今後はチェックリストなどを使い、点検作業を徹底するとしています。
遊園地の遊具部品落下 業者が目視で「異常なし」報告 名古屋