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信号ない横断歩道での一時停止率最低の三重 ワースト脱却の切り札は“会釈”

報道局
三重特集 2019/11/11 10:25

 信号のない横断歩道での一時停止率の低さで全国ワーストの三重県。車にしっかり一時停止をしてもらおうと、地元の高校生のある取り組みが話題を集めています。

 

 一見、どこの街でも見かけるような信号のない横断歩道でも危険が潜んでいます。

 ドライブレコーダーが捉えた映像。画面の右から自転車が道路を横断しようとすると…。

 左側から車が!ギリギリのところで衝突は避けられましたが、あわや大惨事になるところでした。

 さらに別の映像では。女の子が横断歩道を半分ほど渡った次の瞬間、一時停止していた車を追い越してきた軽トラックが突っ込み…。

 女の子は歩道に慌てて戻り、最悪の事態は避けられました。

 

 一時停止をしないことで、大きな事故につながりかねない横断歩道での危険。

 信号のない横断歩道で歩行者が渡ろうとしている場合、車は停止線の前で一時停止をすることが法律で定められ、違反すると、反則金は普通車で9000円です。

 それでも後を絶たない一時停止無視の車。三重県警によると、県内の去年の横断歩行者妨害の検挙数は約1300件。今年は9月末までで約900件の検挙数で、去年の9月末と比べ56件多いといいます。

 今年10月にJAFが発表した信号のない横断歩道での自動車の一時停止率で、三重県は全国ワーストという結果に…。 

 この結果に三重県警の担当者は。

「横断歩道は100%歩行者が守られるべき聖域。県警としても、もう一度しっかりドライバーに周知されるよう頑張っていきたい」(三重県警交通企画課 森本誠 警部)

 

 そうした中、地元の津商業高校の学生たちの取り組みが、違反者を減らすきっかけになるのではと注目されています。

 それが…

「生徒が横断歩道を渡ったあと頭を下げてお礼をしました。しっかり両方向にお礼をしました」(上山元気アナ)

 横断歩道を渡り終えた高校生たちが、ドライバーに向かって丁寧に会釈をしていたのです。

「相手に感謝の気持ちをこめて」
「“とまってくれて、ありがとうございます”という気持ち」
「譲ってもらうことは当たり前ではないと思うので、感謝するというのは津商生みんな心がけています」(高校生)

 

 この生徒たちの取り組みに学校側は。

「学校では指導を一切していないですし、生徒たちが自主的・自発的に単純にありがとうと…」(津商業高校 前川欣也 教頭)

 ドライバーに感謝の気持ちをこめた会釈。県警の担当者もこの取り組みを評価しています。

「とても良いと思います。とまった車としても歩行者からお辞儀されたら、気持ちがいいですし、またお辞儀をした高校生たちも今後ドライバーやライダーになられる方なので大変良い」(三重県警交通企画課 森本誠 警部)

 なかなか浸透しないルールに対して、歩行者からアピールをすることで、ドライバーたちの“気づき”になればといいます。

 

 高校生たちの会釈に、ドライバーから手紙が届くことも。

「車をとめたりスピードを落としただけでも、どの生徒さんも必ず挨拶してくださいます。うれしく存じております」(ドライバーからの手紙より)

 なかなか浸透しない横断歩道での一時停止のルール。運転免許を持たない高校生たちの会釈が、ドライバーの意識を変えるきっかけになるかもしれません。

信号ない横断歩道での一時停止率最低の三重 ワースト脱却の切り札は“会釈”

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