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防カメ映像で“追跡捜査” 「人間にしかできない」警察の専門部署に密着 愛知県警

報道局
愛知特集 2020/1/7 11:30

 

 日々発生するさまざまな事件。ドライブレコーダーが捉えた“あおり運転”や“危険運転”、防犯カメラが捉えた事故や窃盗の瞬間など数々の事件映像が2019年、世の中を騒がせました。

 「あおり運転」など、衝撃的な映像が世間を騒がせるようになった昨今。街の至るところにある防犯カメラやドライブレコーダーは、犯罪捜査にも活用されています。

 

 今回、愛知県警で証拠映像を集め、分析する「情報分析捜査課」の取材が許されました。6年前に誕生した、通称“情分”と呼ばれる部署です。

 

 

 日々、事件現場付近で防犯カメラなどの映像集め、映像から犯人を追い詰めています。

 

 朝、作業服を着て現場に向かう捜査員。川村泰一さん(39)です。情報分析捜査課に配属となり9か月。防犯カメラ捜査は苦労の連続だといいます。

 

 

 捜査員が直面するのは、目の前にカメラがあっても、“確認まで辿り着けない”という現実でした。

川村さん「警察本部の川村といいます。ごめんなさい、ちょっと防犯カメラを見せていただきたいなと」
店主「今仕事中だから、お断りします」
川村さん「分かりました。すみません、ありがとうございました」

 映像を求め、店舗や民家を訪問しても留守の場合や、断られてしまうことも。

 さらに、交渉がうまくいっても、肝心の映像が残っていないことも…。

川村さん「ちょうど消えちゃっててですね」
店主「ちょうどないですね」
川村さん「了解しました。また何かあったら協力していただけると。すみません、大変助かりました」

 映像にたどり着けても、一筋縄ではいきません。それでも頭を下げて、歩き回る。ただ、その苦労は確実に身を結びます。

 警察庁発表のデータによると、防犯カメラによって容疑者が特定された事件の件数は年々増加し、2018年には約2万1000件に。証拠映像が重要になってきていることが分かります。

 

 

 この日、川村さんたちが捜査していたのは、2019年12月に名古屋市内で発生したマンションの高層階の女性宅から現金やブランド品などが盗まれた空き巣事件。

 犯行に使われた車は“白のワンボックスタイプ”であることがすでに捜査から浮上していました。

 川村さんたちが2人で行うのは、犯行後の「逃走経路」の割り出し。犯人にたどり着くための重要な任務です。

 捜査開始から2時間。手分けをしている捜査員から電話がありました。

 

 

 事件現場近くの道路で入手した防犯カメラには、犯人の車が。現場から東に逃げていくのが映っていたのです。

 川村さんの次の狙いは、先ほどの防犯カメラよりも東側のエリア。

川村さん「どうも突然すみません。追跡捜査を防犯カメラでしているんですよ。よろしいでしょうか」
店主「ああ 大丈夫です」
川村さん「いいですか、すみません」

 承諾を得て、映像確認へ。川村さんがチェックしていたのは、店の前の道路の様子を捉えている防犯カメラ映像の右上部分。

 

 

 犯人の車が通っていた場合、車は防犯カメラの画面を通過することに。提供してもらった映像データを車の中でチェックしてみると。

「来てないな。(犯人)曲がっとるな」(川村さん)

 犯人の車は映っていませんでした。

 しかし、この結果こそ、大きな手がかりに。

 

 

 映像に映っていないことで、その前の交差点で曲がり、いずれかの方向に逃げた可能性が高くなったのです。

 犯人の逃走経路が徐々に明らかに。川村さんは交差点付近の建物の防犯カメラを捜します。

川村さん「こんにちは、突然すみません。犯人の車、ここ曲がってないかなと」
担当者「いいですよ」
川村さん「ありがとうございます」

 防犯カメラの映像を見せてもらう許可が下り、映像を見せてもらうと。

「今ですね、来ましたね。来ました、来ました」(川村さん)

 

 

 犯人の車が横切る瞬間をカメラは捉えていました。

 犯人は交差点を右折し、南に進んだことが判明。狙いが的中しました。

 

 

「どうもすみません、ありがとうございました。大変助かりました」(川村さん)

 地道な捜査を繰り返し、犯人を追い詰めていきます。

 証拠を“より決定的なものに”。この日、川村さんが向かったのは「科学捜査研究所」。科学技術を駆使して捜査をサポートする部署です。

 

 

所員「この車ですか?」
川村さん「はい」
所員「拡大前の処理映像と拡大したときの処理映像」

 他部署とも連携し、犯人を追い詰めます。

 現場を歩き回り、本部に戻れば回収した映像を徹底的に分析する日々。

「相当歩きます。1日2万歩ぐらいは。(捜査で)日をまたぐこともありました」(川村さん)

 そんな川村さんには、この仕事に対するこだわりがありました。

 

 

「(この仕事は)人間にしかできないと思います。県民の協力を得た上で、初めて私たちは仕事をさせていただける。コミュニケーションは大事に」(川村さん)

 “コミュニケーションが最も大切”。映像捜査のエキスパートの口から出たのは意外な言葉でした。

「犯人が映り込むまでとことんやる。それが私が所属している情報分析捜査課ですので。粘り強く」(川村さん)

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