2012年07月07日 20時53分

ミュンヘンのトラム(2)。

ミュンヘンのトラムで「成程」と感じたことに、2~3区間程度の、歩いてもしれている距離を市民が実に気楽に利用している点がありです。写真では電車を待っているお年寄りの姿が見えますが、実際に乗車すると10代と思しき若い方も多く、数百メートルでも歩くよりはとりあえず電車に乗って移動!という風でした。この短区間の利用は、「富山地方鉄道市内軌道線・環状線」の乗客の動向に近いと感じました。

 

名古屋市営バスを平日の昼間に利用しますと、交通弱者ともいえるお年寄りの姿が目立ちますが、ミュンヘンのトラムではそんなことはありません。恐らく、「車の移動」「自転車での移動」「トラムでの移動」等々、時と場合と言うか移動する目的で使い分けているのではないのでしょうか?ドイツは名にし負う車大国です。ただ都心部の駐車場は、あまりないような感じで、それも影響しているのかもしれません。

 

ところで1枚目の写真に写っているのはミュンヘンのトラムで最も一般的なR2.2型で、この電車は2105号編成です。

この写真は2105号編成ではありませんが同型車の運転台のスピードメーターです。その数字は停車中ですので「0キロ」ですが、専用軌道だけではなく併用軌道でもその数字は50キロに達します。電車の加速・減速性能が高く、車内で立っている時はそれなりに覚悟している必要(?)がありますが、都心部において40キロ超で走ればそれは結構、車と互角の勝負と言え、路面電車は「遅い!」交通機関と言うイメージは少なくともミュンヘンではありませんでした。などと言うことも、伊達に80キロまでの数字があるのではなさそうです。

 

さてスピードメーターの中には時計が組み込まれその針は午後2時半過ぎを指し、その下にあるのは“トリップメーター”に見えました。今表示されている数字は「756706」で、ひょっとしたらこの電車はこれまでに75万キロを走ったということでしょうか?

それにしてもまるで車のメーターみたいで「ヘーッ!」と思ってしまいました。別段、世界有数の車生産国だからと言うことではないでしょう。

 

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!