2019年09月02日 22時44分
頭では分かっていても、咄嗟には理解できないことが時にあります。
9月1日(日)、つまり昨日は岐阜県中津川市の坂下に出かけていました。そしてその帰り道。
坂下発18:07の中津川行きに乗車し、この写真は終着の中津川駅到着時に撮影。
分かる方には分かるのですが、電車の色がJR東海ではない。そして車掌さんがいる。
そうなんです。この電車はJR東日本の211系。何でこんなことになっているのでしょうか?
2015年6月14日のJR東日本/篠ノ井線松本駅。JR東海の電車が停車しています。木曽路を走るJR東海/中央本線の普通電車はJR東海と東日本の境界である塩尻駅を越え、一部を除き松本駅まで乗り入れています。
特急しなの号のような長距離列車であればともかく、ローカルの普通電車が会社の垣根を超えて走る区間は実はかなり限られています。もっとも松本駅で見られるJR東海の313系は、長野県の木曽路からこのエリアの中心である町への直通と考えればそれほど違和感はありませんが、JR東日本所属の電車が松本から岐阜県の中津川まで来ているとは、ある意味「おっ」と思う出来事でした。
何故こうした事があるかについてですが、JR東海の313系が塩尻~松本間に乗り入れて走る距離と、JR東日本の211系が塩尻~中津川間で走る距離を調整しているからなのですが、そのことを知っていても岐阜県でJR東日本の電車を見るのはとても新鮮で、私は思わずこうして写真を撮ってしまいました。
(追記)
中央本線の普通電車ですが、JR東海の313系電車は基本的にワンマン運転のはずで、一方JR東日本の211系は電車自体がワンマン対応になっていないため必ず車掌さんが乗務されています。