2019年09月19日 12時12分

「キームゼーバーン(Chiemsee-Bahn)」でミュンヘンに戻る。

ヘレン島とプリーンを結ぶ船は1時間に2本運航されていますが、夕方という時間帯もあってか乗船客はご覧の通り、結構います。この島、そして宮殿が観光地であることを改めて実感していました。

通り一遍の感想で恐縮ですが、ミュンヘンでもし1日時間があるのならば、ドイツ国内だけの乗車ですが国際列車に乗って、可愛い鉄道に乗って桟橋に移動し、そこから船に乗って宮殿を訪れるのはお勧めコースです。硬質磁器で知られるマイセンが作った世界で一番大きなシャンデリアは、それを見に行くだけでも価値がありそうです。

さて帰りも鉄道利用。歩こうと思えば歩ける距離ですが、蒸気機関車でないにしても、やはりそこはそれで私にとっては一択です。

これは時計ではなく、出発時間を表しています。

ドイツらしい風景の中を行く。

18:03、プリーン駅に定時到着。

乗継のミュンヘン中央駅行きは18:06発で、実のところドキドキでの乗換え。

ミュンヘン中央駅に定時の19:06着。

ところでこの列車を運営しているのはバイエルン・オーバーラント鉄道(Bayerische Oberlandbahn GmbH, BOB)。メリディアンという名前で運行されており、電車の形式はFLIRT(FLIRT:Flinker Leichter Innovativer Regional-Triebzug)です。私の知識ではそこまでしか書けませんが、写真を見て頂くとお分かりいただけるかと思いますが、先頭車の先頭の部分だけ、床が高くなっており、それから先は、電車の車高が低くなっています。これは先頭車の一番前の車輪をモーターで動かすもので、その代わりそれ以外の車輪にはモーターを付けていません。

ホームの高さが日本と違い低いので、そうした条件の中でもバリアフリーを実現するための手法と思えます。

ドイツの鉄活報告はこれで終了です。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!