2019年09月28日 19時47分

近鉄名古屋線木曽川橋梁の遺構。

どんと大きく写っているのはJR関西本線の木曽川橋梁で、この画面で左に小さく見えるのが現在の近鉄名古屋線木曽川橋梁です。

そのJR関西本線のすぐ北側に、鉄橋と並行して杭が縦に並んでいます。これが近鉄名古屋線が狭軌の時代の鉄橋の遺構で、橋桁、橋脚は撤去されていますが、水中に橋台(ケーソン?)部分が残っており、船がそれを引っ掛けないようにこうして目印があるのだそうです。

ところで今回の廃線跡散策で思わず私の心にヒットしたのは、廃線跡ではなくこの写っている道路そのもの。まずは左下のコンクリートの指標に注目。

近鉄のマーク入り。

道路の中にも「近鉄」+「↑」の埋め込みあり。

この道路は何と近鉄さんの所有とのことで、この埋め込み部分が近鉄の所有とそれ以外の方による所有の境界線とのことでした。いわゆる私道ですね。保守管理は弥富市が行っているとのことでしたが、まあそうしたことはあり得るわけではあるものの驚きの発見。でも教えてもらわないと気付くことは無かったでしょう。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!