2019年09月10日 23時43分

ロマンチック街道の旅(11)ネルトリンゲン駅の客車。

城壁に囲まれたエリアに、1本の塔が見える町。それがロマンチック街道にある人口およそ2万人のネルトリンゲン。

聖ゲオルク教会の塔から見える風景。

塔の先端は一周できるようになっており、東を見ると“扇形庫”らしきものが見える。ネルトリンゲン駅に隣接するBavarian Railway Museum(バイエルン鉄道博物館)。

実はこの鉄道博物館の名前は以前から知っていたものの、それがあるネルトリンゲンの町がロマンチック街道上にあるとは今回、初めて知りました。もっとも私の知人にドイツの鉄道に詳しい方がいるのですが、その方も私同様の反応をしていました。

もっとも私はここの博物館には行ったことが無く、一度は見学して回りたいと願っています。

ネルトリンゲン駅の構内(?)に留置の客車たち。この短さが気になって仕方がない。

2019年09月09日 18時35分

ロマンチック街道の旅(10)鉄道の本を買いました。

ローテンブルクの夜、ウインドウ越しに見かけた巨大なクマのぬいぐるみ。まるで映画「テッド」が飛び出してきたみたい。妙にシュールで哀愁が漂っていた。好きだな、こんな出会い。映画を見た方には、この写真は多分笑ってもらえると思いUPしました。

というか、何だか寂しげな表情がどこか自分を見ているような気分にもなったりして、胸がキュンキュンしてしまいました。一人旅ではないのに何故か孤独。

ここはローテンブルク1の撮影スポットだそうです。

昼間は記念写真を撮影する人の波が途切れることが殆どなく、ほんの瞬間を狙って撮影した1枚。絵を描くのが趣味の方に話を聞いたのですが、左の道が上りで、右側の道が下っており、そのバランスが絶妙だそうです。

ところで道路を分けるところに立っている建物ですが、一般の方が住んでいる普通の民家だそうです。(驚)

ローテンブルクを出て時折線路を見つつ、ロマンチック街道を南下。

それにしてもバスの中でカメラを構えたまま座り、一体何を撮っているのだろう。

ディンケルスビュールの町。

日曜日なので市が開かれており、

本を購入。今回の旅で買った唯一の鉄道関係の自分用お土産。

2019年09月08日 23時28分

ロマンチック街道の旅(9)ドイツのファストフードと言えばケバブ。

ドイツのファストフードと言えば私にとってはケバブ。

野菜がたっぷり。

お肉もたっぷり。

昼からビールも飲む。

1991年に初めて食べたケバブ。昔は1個はペロリと食べられたのに、今回はあと少しのところでギブアップ。

鉄道ブログですので、ローテンブルクの観光地についてはあまり触れませんが、これだけは知って欲しいと思った街中に展示されていたローテンブルクの街並みを立体的に再現したミニチュア模型。

分かり難いでしょうが、真ん中の建物の屋根には「点々」があります。実はこれ、視覚障害者の方のための点字。これ以上の説明は不要と思われますが、正直、私はショックを受けました。日本でもこうした取り組みがあって欲しいと願わずにはいられませんでした。しかもこの視覚障害者のための案内プロジェクトの支援者は東京羽田空港なのです。

ドイツを代表する観光地だけに、そうしたことに寄付をすることはあっても当然ですが、それよりこうした取り組みがあることを日本で知られていないのが残念です。

2019年09月07日 22時56分

ロマンチック街道の旅(8)ローテンブルクに到着。

今回の私の旅は、日本からのツアーではあまり馴染みのないロマンチック街道の町も歩いています。それを少しだけ紹介。

人口およそ7000人のヴァイカースハイム。ヴァイカースハイム城はその町の象徴。

人口およそ5000人のクレクリンゲン。ヘルゴット教会はその町の象徴。

ティルマン・リーメンシュナイダー作のマリア祭壇。ティルマン・リーメンシュナイダーは彫刻のマイスターで、ビュルツブルクの市長にもなった方。今回の旅では、彼の作品を多く見てきました。

鉄道駅もあるにはある人口1万1000人のローテンブルクの町。今回は鉄道を使って移動していないので、その姿を確認していません。

ショーウインドウに鉄道を見つけ、留飲を下げる。

こちらはお店の看板。可愛い。

ローテンブルクの町を夜遊び。

暗くて分かり難いですが、この日、ローテンブルクは年に一度のワイン祭りで遅くまで賑わっていました。

●weindorf rothenburg 2019

2019年09月06日 22時54分

ロマンチック街道の旅(7)マリエンベルク要塞からトラムの撮影。

ドイツ/ビュルツブルクの町を流れるマイン川。

そのマイン川に架かるアルテマイン橋(この写真で左下の橋)は多くの観光客が訪れる人気の観光スポット。

そこには何故か鍵がある。誰が始めたのでしょう?

野間灯台ではあるまいし。これは東海地方のそれも一部の人にしか通じない話。(検索:野間灯台 鍵)

今日の“鉄道”の話。1枚目の写真を撮影したのはマイン川を見下ろす場所に建つマリエンベルク要塞。歴史的建造物ですが、第二次世界大戦時の空襲で大きな被害を受け、1950年に再建されたそうです。

ここはビュルツブルクでトラムの俯瞰撮影をする際のお勧めスポット。言うならば観光と鉄が両立できるレアな立ちです。とか偉そうに書いたところで説得力無し。何せ初の訪問で思いがけず「撮影」出来たからそう書いただけです。それにしてもこの写真のど真ん中にチラッと見えるだけのトラム。実はこの場所に線路があるのは確認できたので、あとはここを通過する電車を待つだけ。そしてこの写真の右方に走る電車を見つけ、カメラを構えたままひたすら到着を待っていました。

シャッターを押すタイミングに集中。これにてビュルツブルクでのトラム撮影終了。

念のためですが、今回はあくまでもタイトル通りのロマンチック街道の旅です。トラムの写真はそのついでです。

今日のおまけ。道路にあった案内標識。驚きの日本語!

2019年09月05日 21時13分

祝!!誕生日!南田裕介さんへの誕生日プレゼント。

この8月30日(金)はインターネットラジオVoicy「野月・南田のエアトレインch.」の収録日。

今回は東京都目黒区のホリプロ本社会議室にて、リスナーさんも参加しての公開録音。

内容はほぼリスナーさんとの鉄道談義でしたが、その中のお一人、ちょっと変わった乗車券マニア(と言って良いと思うのです)がおられ、その方からこの8月22日に誕生日を迎え45歳になった南田さんに誕生日プレゼントが渡されました。

間違えました。この乗車券ではなく、

このJR目黒駅発渋谷駅経由東急線目黒駅行きの乗車券。それを何と塩尻駅で発券。

これはJRと私鉄の間で連絡運輸を行っている場合にのみ発券されるもので、1枚の切符で2つの会社間を乗車することが出来ます。なお東急線~JR東日本は連絡運輸を行っていますが、名古屋鉄道や名古屋市交通局はJR東海との連絡運輸を行っておらず、それもあって名古屋在住の方にはこの連絡運輸は馴染みが薄いのかもしれません。

JR目黒駅発東急線目黒駅行き乗車券は8月30日(金)、南田さんの手によりきっちり使用されました。

ところでこの乗車券マニアの方とのトークは、昨日(9月4日)公開しています。インターネットラジオVoicy「野月・南田のエアトレインch.」を是非お聞きください。

2019年09月04日 21時10分

JR東日本E233系電車。

青梅鉄道公園に保存の0系新幹線。

昭和世代にはやはりこのシート。会社に入った頃は間違いなくこのリクライニングしない席。今のシートは彼の(かの)時代に比べ天国の乗り心地。

意外と広い運転席。土曜日でもゆったり撮影し、のんびりできる青梅鉄道公園。

E10形。この機関車に会えるのは日本でここだけなのですが、何せ一般的に馴染みが無かったこともあり、折角の展示にも関わらず、入場者の歓心は得られていないようでした。

青梅駅から東京駅への戻りはE233系電車。1330T青梅駅発13:25、東京駅着14:34の青梅特快。

驚いたのは青梅駅~立川駅間で乗降ドアが半自動だったこと。半自動ドアとは「乗客がボタンを押してドアを開閉する」ことを言うのですが、青梅線が全線でこのドア扱いになっているとは知りませんでした。

立川駅~東京駅間は当然の事ながら自動ドアなのですが、東京都内を走る特快電車で半自動ドアと出会うとは思ってもみませんでした。余談ですが、多くの乗客の皆さんは電車に乗ると、続いて乗車するお客さんがいない時はドアを閉めていました。すっかり定着しているようです。

2019年09月03日 21時59分

青梅鉄道公園の110形蒸気機関車の展示終了

東京都青梅市にある青梅鉄道公園。8月31日に行ってきました。

青梅鉄道公園は1962年のオープンで、規模は小さいものの長い歴史のある鉄道“博物館”の走りのような施設です。私の世代では恐らく多くの方が一度は行っているのではと思われるほどメジャーな存在なのですが、私の場合は実は今回が初の訪問。

学生時代には東京に住んでいたにも関わらず、、、です。

今回の初訪問のきっかけは青梅鉄道公園が発表したプレスリリース『110形蒸気機関車の展示終了 当園展示の110形蒸気機関車は、開園以来、多くのご来園の皆様に親しまれて参りましたが、本年8月31日をもちまして当園での展示を終了することとなりました。…以下略。』が、鉄道情報を扱うインターネットのサイトで紹介されたことによります。

東京に出かける用事が無ければ多分、行くことは無かったでしょう。ところがラッキーなことに8月30日にインターネットラジオVoicyの収録があったので、展示最終日の8月31日は東京にいる!

こんな千載一遇のチャンスはあり得ない。これは行かねばなるまいとばかりに出かけました。

日本の鉄道開業時に新橋 ~横浜間を走った10両の機関車のうちの1両で「鉄道記念物」に指定されており、ご覧のようにカットモデルの状態で静態保存されていました。

ところで東京にたまたまいたとしても、青梅まで来ることにした原動力は何だったでしょう?それは日本の鉄道の出発点に立っていた蒸気機関車の今後の動向が発表されていなかったことによります。

その後に聞いた話では「修理をする」とのことでしたので、恐らくカットモデルの部分を以前の姿に戻すのであろうと推察し、少しホッとしました。唯再度公開するなどの情報は全くなく、まあ今後のお楽しみと言ったところでしょうか。

2019年09月02日 22時44分

中津川駅にJR東日本の電車が!

頭では分かっていても、咄嗟には理解できないことが時にあります。

9月1日(日)、つまり昨日は岐阜県中津川市の坂下に出かけていました。そしてその帰り道。

坂下発18:07の中津川行きに乗車し、この写真は終着の中津川駅到着時に撮影。

分かる方には分かるのですが、電車の色がJR東海ではない。そして車掌さんがいる。

そうなんです。この電車はJR東日本の211系。何でこんなことになっているのでしょうか?

2015年6月14日のJR東日本/篠ノ井線松本駅。JR東海の電車が停車しています。木曽路を走るJR東海/中央本線の普通電車はJR東海と東日本の境界である塩尻駅を越え、一部を除き松本駅まで乗り入れています。

特急しなの号のような長距離列車であればともかく、ローカルの普通電車が会社の垣根を超えて走る区間は実はかなり限られています。もっとも松本駅で見られるJR東海の313系は、長野県の木曽路からこのエリアの中心である町への直通と考えればそれほど違和感はありませんが、JR東日本所属の電車が松本から岐阜県の中津川まで来ているとは、ある意味「おっ」と思う出来事でした。

何故こうした事があるかについてですが、JR東海の313系が塩尻~松本間に乗り入れて走る距離と、JR東日本の211系が塩尻~中津川間で走る距離を調整しているからなのですが、そのことを知っていても岐阜県でJR東日本の電車を見るのはとても新鮮で、私は思わずこうして写真を撮ってしまいました。

(追記)

中央本線の普通電車ですが、JR東海の313系電車は基本的にワンマン運転のはずで、一方JR東日本の211系は電車自体がワンマン対応になっていないため必ず車掌さんが乗務されています。

2019年09月01日 21時29分

ロマンチック街道の旅(6)ロールキャベツとトラム。

ロマンチック街道/ビュルツブルクの観光地は割愛するとして、地図ではStiftung Juliusspital Würzburgとなっている場所の中庭。

古典的な噴水を中心とした庭の至る所に現代アートがある。

一つ一つに意味があるとのこと。

この人たちは何をしているのだろうか?

シュールな羊たち。

見るべきものプラス新しい発見があるのは楽しいですね。

昼食は名物、ロールキャベツ。

レストランの窓外にはトラム。(黄色い何かがそれです)ワインを飲みながら至福の時。

日本ではあまり見かけないシーシャ(水タバコ)屋さん。今回のドイツの旅では結構見かけました。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!