2019年10月01日 22時46分
カメラにおける世界のトップメーカーの一つであるニコン。そのニコンのカメラの歴史を展示する「ニコンミュージアム」が東京・品川にあります。
(住所)東京都港区港南2-15-3 品川インターシティC棟2F
(休館日)日曜日、祝日、および当館の定める日
(入館料)無料
これでもっか!というほどニコンのカメラが並んでいるのは壮観です。これがニコンミュージアムです。
そしてこのミュージアムの中にあるギャラリースペースで、企画展「鉄道の記録 1969–1976 名古屋レール・アーカイブス」が今日から始まりました。
展示パネル数は185枚。ニコンミュージアム史上最多だそうです。タイトルの通り、撮影時期はほぼ昭和40年代。撮影地は南は九州から北は北海道まで全国を網羅しています。また撮影に使われたカメラはニコンミュージアムだけあって全てニコンです。
展示期間は2019年10月1日(火)~12月26日(木)ですのでよろしければ足をお運びください。
ところでNPO法人名古屋レール・アーカイブス(以下、NRA)は、私も会員となっている鉄道に関する資料、写真等を収集し、公開している団体ですが、なぜ名古屋の団体の写真展が東京で行われることになったのでしょう?
ニコンミュージアムさんからの最初のアプローチは、「昭和40年代にニコンのカメラで撮影した鉄道写真はお持ちではないでしょうか?」「点数が揃えばそれで企画展を実施したい」でした。多くの方から写真の寄贈を受けているNRAなので、その時代の写真はあるものの、流石に撮影機材のリストはありません。さてどうしたものかと思ったものの、現役の会員さんに「昭和40年代にニコンのカメラで撮影していた方を大募集」と呼び掛けたところ、ドンピシャの写真が集まり、今回の開催に繋がりました。
おっと、何故「名古屋の団体なの?」ですね。実は法人でこうした活動を行っている団体が、東京にはありません。(趣味の任意団体はあります)
また鉄道系のNPOは他にもありますが、写真と資料収集だけを行っているのはどうもNRAだけのようです。調べが追い付いていない面もあるので、この件は「稲見調べ」とさせて下さい。
ということでこの会場で写真パネルの下に置いてあるこのカメラ、ニコマートFTN。私が使っていたカメラで、高校の入学祝に両親が買ってくれたものです。おかげさまで私の撮影した写真も展示されています。
もっともこの写真展を両親に見てもらえないのが残念でなりません。
※カメラは今回の展示用にニコンの方が整備されており、購入時の輝きが戻っています。(驚&嬉)
(おまけ)
写真はありませんが、この会場では昭和40年代の時刻表等々、全8冊を手にとってご覧いただくことも出来ます。何があるかは会場でのお楽しみ。