2019年10月14日 17時04分
「足尾銅山観光の見学つき 廃線跡を歩こう」で訪問したわたらせ渓谷鐡道は、全線で平常通り運転しています。ただ接続の両毛線は、足利~小山間で長期運転見合わせになるとJR被害日本から発表されています。
足尾銅山観光。その概要を日光市役所のHPから転載。
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1610年(慶長15年)備前楯山で初めて銅が発見されて以来、江戸幕府直営の銅山として大いに栄えました。1877年(明治10年)、古河市兵衛の手により民営化されると、最新の技術や設備によって急速な発展をとげ、日本一の銅山に成長しました。現在は、足尾銅山観光として坑内の一部を開放し、その歴史や仕組みなどが分かるようになっています。
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観光のスタートはラックレール式の鉄道への乗車。
気分は鉱山で働く鉱夫。見学コースは興味深く、特に時代を追って変わりゆく採掘の歴史は成程と思った次第。
鉱山そのものの紹介はここでは割愛し、鉱山軌道についてのみ紹介。
まず勾配は見た通りですが、気分は緩やかなジェットコースター。
坂を下り切ったところで列車の機関車(右側)は、切り離されます。
そして機回し線に入ります。
この機回し時に、機関車は無人運転されており、どういう仕組みだろうと興味津々でしたが、あえて聞くのは止めました。まあ、そのうち、いつか知る日がくるでしょう。
そしてこの後、右側の列車だけが下の写真の坑道に入っていきました。
ところで機関車が付けられている理由。かつての信越本線横川~軽井沢間、現在では大井川鐡道井川線アプトいちしろ ~ 長島ダム間と同様の、急勾配区間のみラックレール式で乗り切っているとのことでしたが、機関車を付けない区間が短いだけに、この「儀式」が一日中行われているのは単純に凄い!と思いました。
鉄道が好きな方なら、観光施設の乗り物を超えた存在のこの鉄道をじっくりと楽しんで欲しい。