2019年11月23日 22時26分

メークロン線(7)メークロン市場に突入。

タイの乗車券は、駅で発行されるとこのタイプ。上がウォンウィエンヤイ駅~マハチャイ駅間、下がバンレ-ム駅~メークロン駅間の乗車券。何れも1枚10バーツで、合わせて20バーツ+船が3バーツだったので計23バーツ(両替後換算で約90円)で3時間半の旅。

上の券で左上、下の券で左に2か所ある切れ込みが車内改札の鋏(はさみ)が入った証。

ただ下の券は乗車券を折って折って鋏が入れられておりその理由は不明。

さて定刻で10:10発の列車がバンレ-ム駅を出て直ぐに気が付いたのですが、メークロン線は軌道改良工事がなされており、ほぼロングレール化もされています。たった4往復しか無い路線にも関わらずこの線路状態は驚くべきことで、それもあってメークロン線の列車は快調に飛ばしていきます。

ホームは無くとも駅名標が出ていればそこが駅。(バーンクラジャウ/Bang KrachaoBang Krachao/บางกระเจ้า駅)

改良工事も橋だけは無縁。

バーンガーロン/Ban Ka Long/บ้านกาหลง駅で見かけた自転車のオブジェ。

同じく風車のオブジェ。観光施設?

ほぼ定刻運転の列車は11:07にメークロン市場に突入。

 

何事も無かったように黙々と働く男性。というより働くオジサンと言う言葉の方が似合いそう。

メークロン市場の最後の壁。ここを乗り越えた先にメークロン駅が見えています。

今一度、この場所の解説。

国鉄メークロン線メークロン駅付近は列車が走る線路を覆うようにメークロン市場が形成されており、列車が通るたびにテントが畳まれ、商品が片付けられるその特異な風景が人気を呼んでいるのですが、その光景は想像を絶していました。というかこの観光客の壁、ほぼ全員がカメラを向ける光景はある意味、喜劇です。

駅に進入する直前に、列車が停まってよもやの撮影会。これは列車に乗らないと分からない。
そして世界中からやって来た観光客に写されまくった私。(笑)

(追伸)

実は私の前にもう一人、多分ヨーロッパからの観光客の女性がいます。その方は腰をかがめ、熱心に動画を録っていました。私は彼女の頭の上で写真を撮影しています。また私の左側にはもう一人いて、先頭車のお立ち台を皆さんでシェアしていました。

    

    ADVERTISEMENT

    カレンダー

    2019年11月
    « 10月   12月 »
     12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930

    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!