2020年01月02日 22時18分

軽便与那原駅舎。

2014年4月、かつて沖縄を走っていた沖縄県営鉄道与那原線の与那原駅が復元されました。

今回の沖縄訪問のもう一つの目的がこの駅舎を訪ねること。

この写真は2013年11月7日、沖縄県営鉄道の廃線跡を歩いていた時に撮影したもの。かつての与那原駅付近と信じて撮影したのですが、まあ良い線はいってはいたものの、駅の方向はこの撮影ポイントの反対向きでした。残念。

農協の建物が目印とは購入した資料にあり、それらしき建物はあったのですが、自信が持てませんでした。

駅の裏側。建物の手前に9本あるコンクリの柱の根本部分は、かつて(戦前まで)の駅舎で使われていたもの。少し説明するともともとコンクリ製の駅舎があり、第2次世界大戦でそれは破壊されたものの、残った壁と柱を使って建物は再建され、役場やJAとして使用されました。そして今回の駅舎の復元にあたり、かつての歴史を保全する意味でこれを残すことになったそうです。

駅の玄関から中を覗いたらなにやら意味ありげな像あり。年末年始は休館だとは承知していたもののちょっと残念。

前回の訪問では、タッチの差で間に合わなかった駅舎の復元。宿題を一つクリアした気分。

(参考)

沖縄県営鉄道与那原線…1914年(大正3年)12月1日、那覇~与那原間開業。

1945年(昭和20年)3月 運行を停止。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!