2020年01月10日 23時27分
勝興站。站=駅と読み替えて下さい。
本来ならば山間(やまあい)の小駅。観光用のレールバイクが無ければこれほど人が集まる場所にはきっとなっていないはず。
駅前には観光客向けのお店が並んでいる。もっとも観光地化される前からこの場所に集落があったとのことで、鉄道が廃線され、住民の方はきっと不便を強いられているはず。公共の交通機関は無いにしても、思わぬ形で人が歩く町になっています。(私の憶測も入っています)
かつてと変わらないはずの駅舎ですが、以前はもっと地味だったかも知れません。何故かと言えば、駅員さんの人形は「禁煙」を呼びかけるものだからです。もっともこの人形と「記念」写真を撮影する方多数。
この勝興站はもと台湾の最高地点の駅です。海抜は402.326メートル。この写真は台北駅方面を望んでいますが、駅を出ると一気に下り勾配となっているのが見てとれます。
線路上はかつては通行禁止だったのが今は一通行OKとなっており、多くの観光客の方が歩いていました。
駅構内には電化された路線であった証も残っていました。
さっき通ってきたトンネルには、観光客が入れないように扉が閉められていましたが、やはり観光客を意識した意匠となっており、本当によく考えられていると感心しました。