2020年01月20日 21時43分

台湾の鉄道/旧山線レールバイク(6)龍騰断橋(りゅうとうだんきょう)

最近とびとびの台湾シリーズ。

今日も旧山線の続きです。

6号トンネルを出て、視界が広がったところがレールバイク(のツアー)の終点。

その先にある鉄橋はとても廃線跡とは思えません。

「舊山線鐵道自行車」の日本語サイトには『旧山線は1998年に運行を停止し、中央及び地方各界がその運転再開を心待ちにしていますが、蒸気機関車の購入設置、メンテナンスなど運営コストの問題があり、運転再開のメドは立っていません。』とあり、ひょっとすると将来、蒸気機関車による(観光路線としての)山線復活があるのかも知れません。

もしも復活したら、、、きっと来る。いやっ、絶対に来る。何せ台湾にはCK124 – 国鉄C12形蒸気機関車、CT273 – 国鉄C57形蒸気機関車、DT668 – 国鉄D51形蒸気機関車の3両が動態保存されています。山線ならやっぱりD51かな?妄想が広がります。

所でこの場所には下に降りていく階段がありました。因みに橋の下に道路があるのは先ほど確認しており、さすればこの鉄橋のある場所は一般の方でも入れるのでしょうか?と、その時は思ったのですが、そうするとトンネルが自由に通行できることにもなるので、やはり何かしらの制限区域と今は推察しています。

トンネルが連続する風景。

鉄橋を行くレールバイク。こんな感じの編隊運用となっています。

旧山線の更にその前に使われていた線路(橋脚)。1935年(昭和10年)に発生した地震で壊れ、その後は新しい橋がかけられました。(前の写真)

ここではレールバイクに乗車している案内役の方による「龍騰断橋(りゅうとうだんきょう)」の説明を聞きます。

言葉は分かりませんが、写真と漢字で何となくではありませんが、地震があったことは理解できました。

 

これは説明を聞いた場所にあった橋脚。まるでアンコールワット。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!