2020年02月29日 23時12分
1886年(明治19年)3月1日に開業した当時、「武豊駅」があった場所。その「武豊駅」は1930年(昭和5年)に武豊港駅になりました。
画面左にある解説では「武豊停車場跡地」とあり、それで思い出したのが『ふるさとの訛なつかし 停車場の人ごみの中に そを聴きにゆく』石川啄木『一握の砂』(1910)。
ところでこうして書いていて、「停車場」と「駅」ってどんな違いがある?とつまらないことを考え始め、で、調べました。結果は目から鱗。
出典:一般社団法人日本民営鉄道協会 ホーム⇒鉄道豆知識⇒鉄道用語辞典/た行⇒停車場
停車場
『鉄道は人と物を運ぶ事業なので、お客さまを乗降させたり、貨物の積み降ろしをしたりする「駅」(station)があります。列車の行き違いや待ち合わせをするための「信号場」、車両の入れ換えまたは列車の編成を行う「操車場」もあります。停車場はこの3つの総称(普通鉄道構造規則第2条)です。
停車場の範囲は、単線区間では場内信号の内側、複線区間では列車の進入する方向の場内信号機と列車が出発する方向の場内信号機の内側、停車場区域標が設けてある場合はその内側となります。
停車場は、本線路の配線の型によって3つに分類されます。「頭端式」は、ターミナル駅など線路が行き止まりになっているものをいい、「通過式」は、線路が停車場の構内を貫通しているものを指します「折り返し式」は、線路が折り返し式になっているものです。このほか、一時的な「仮停車場」もあります。』
今日のテーマは武豊線武豊港駅でした。
ここには転車台が残されており、国の登録有形文化財。
一周したら腕木式信号機もありました。