2020年02月06日 21時55分

台湾の鉄道/高雄~枋寮~台東(3)こども車掌。

太平洋!

台湾鉄路監理局南廻線を高雄方面から列車に乗り、台湾/中央山脈を越えるといきなり太平洋が目に飛び込んできます。これは結構感動的なシーンで、自強号(特急列車)や莒光号(きょこうごう、急行列車)でも「おおっ」と思うのですが、そこはやはり普快車(普通列車)の方が気持ちが高揚します。

この日の旅行の幹事さんが用意してくれたペットボトル入りのお茶。実は台湾鉄路監理局のオリジナル商品。初めて知ったこのお茶。味も良いので私にとって在台中の定番になる予感。

ボトルのキャップにはホログラムのシールあり。日本でいうC57形(台湾ではCT270型)は動態保存されており、まさにこうした台湾の鉄道の象徴としてはうってつけですね。

大武駅。左が我が普快車3671レ。右が751レ。機関車が入れ替わると編成の色が揃うのに、、、などと考えてみた。

ずーっと見えているわけではありませんが、心が落ち着きます。

突然始まった小学生くらいの男の子による車内改札。これ、アトラクションではなく、台鉄の車掌さんがこの子に帽子と検札鋏(けんさつきょう、検札スタンプ?)を渡し、最初はこの男の子の家族向けだったようですが、結局この車両に乗り合わせた乗客全員の乗車券をチェックすることになったようです。少し恥ずかしそうだったものの、私のところに来た頃には実に堂々としており、全員分のチェックが終わったところで皆から拍手を送られていました。きっといい思い出になったでしょう。勿論、私たちにとってもです。

ちょっと分かりづらいですが、矢印の下にあるスタンプがそれです。

乗車券の表面。

普快車3671レ専用。

2020年02月05日 22時05分

台湾の鉄道/高雄~枋寮~台東(2)旧型客車。

枋寮駅からは10:40発の普快車(日本でいう普通列車)台東行きに乗車。台湾でも唯一の旧型客車による普通列車と言う事で、以前から日本人の鉄ちゃん人気は高かったのですが、最近は台湾の方たちにも人気上々とのことです。

私たちの乗った車両は転換クロスシート車。車内にいるのはこの日のお仲間。

何故かトンネルに入っても車内灯が点かない。理由は不明。

東シナ海というには南すぎるのかな。台湾海峡と呼べばよいのか?台湾南部、西海岸の絶景の鉄道旅。この区間を鉄道で通るのは延べで4回目ですが、何度見ても美しい。

枋山駅では電化に備えてホームの嵩上げ中。

ここは撮り鉄ポイントの一つ。

2018年2月25日の同じ場所。(多分、あっているはず)

電化工事の準備作業は着々と進んでいるようです。

2020年02月04日 23時59分

台湾の鉄道/高雄~枋寮~台東(1)高雄駅。

2019年11月24日。いよいよ待ちに待った日がやってきました。まずはメインイベントへの会場に向かいます。

地下化されて何もなくなった旧高雄駅舎跡。

広大な地下空間に向けて下りてゆきます。

台湾の在来線の地下化と書いてもイメージが湧きにくいかとおも思いますが、その区間は結構な長さで、さながら横須賀・総武快速線の品川~錦糸町と言ったところでしょうか。

まずは高雄発9:35の自強371号に乗車し、枋寮駅(定刻では10:32着)に移動。

なのですが。乗車券は高雄発ではなく、新左営発。何故かって、高雄発が満席だった一方で、新左営発には空きがあったという台湾あるあるです。

到着した枋寮駅では架線の工事中(?)。

現在、枋寮駅~台東駅間を結ぶ南廻線で電化工事を行っているのは知っていましたが、いきなり先制パンチを食らった気がしました。

※南廻線の台東駅~知本駅間は2014年に電化。

2020年02月03日 23時18分

「野月・南田のエアトレインch.」今月は「特別展 天空ノ鉄道物語」。

インターネットラジオ「野月・南田のエアトレインch.」(出演:車掌DJ野月貴弘/ ホリプロマネージャー南田裕介)の今月の放送は、六本木ヒルズ52階の森アーツセンターギャラリー&スカイギャラリーにて開催中の「特別展 天空ノ鉄道物語」の会場で、1月31日に行った公開収録分です。
その第一回目のUPとなる本日のお題は『まずは中央改札でダッチングするぞ!』。
今月もディープな話題が続きます。
ところでご参加の皆様、発表から1週間後の開催にも関わらず、お集まりいただきありがとうございました。ということで記念写真は「保安サプライ」さんの展示コーナー。
楽しきかな、鉄道標識の世界。個人的には面白い!と思っているが、少々マニアックすぎるだろうか?

2020年02月02日 21時39分

2020年2月2日の日付の切符。

本日、一部(?)のマニアの方は各地で日付入り乗車券を買い求めたのではないでしょうか?

写真の乗車券は私の2人の友人が買い求めた物。

令和になった時、切符の日付の年号部分がどうなるのかは私も興味津々だったのですが、結果として思いの外各社各様となったのは既にご承知の通りです。もっとも喉元過ぎれば熱さを忘れるではないのですが、いざ令和になってみれば、私のようにまったく気にしなくなった人も多いのでは。

でも今日は特別な日です。

上から近畿日本鉄道は2020.2.2

名古屋鉄道は20.2.2

豊橋鉄道は2.2.2

豊橋鉄道で買われた方は「良かったですね。ぞろ目の目的達成でしたね。」と声をかけてあげたい。

東海交通事業もぞろ目!

「勝」川~尾張「星」の宮間の勝星(かちぼし)切符。どうせ買うならぞろ目がお勧め。それにしてもこの切符をこの日に買おうと思ったその発想に座布団一枚!

次回は今月、2月22日。またまた土曜日です。

2020年02月01日 15時27分

台湾の鉄道/阿里山森林鉄道(5)嘉義まではバスに乗車。

バス停近くで見かけた何か(?)。縁起物でしょうか?

さて嘉義駅行きのバスの到着。

バス停の名前は十字村。阿里山森林鉄道の駅名とは少し違いますが、その距離は多分100メートルほど。そもそもそれをグーグルマップで発見したことが今回、十字路まで乗ろうと思った理由。以前、嘉義から阿里山までのルートを地図で調べたことがあり、その時に鉄道と道路があまり並行していないことを確認しており、今回、十字路(鉄道)と十字村(バス)が隣接していることを見つけた時は、十字路駅まで鉄道で行っても、夕方までに高雄まで入れるのではと次のステップへ。

ということで少々苦労しながらネットでバスの時刻を調べたら12:58発のバスがある!これで決まりとなりました。

阿里山と嘉義を結ぶバスが定員乗車なのは、先回阿里山に出かけた際に知ったのですが、その時、阿里山を満席で出発することはなく、途中の停留所からの乗客のために数席空けていることも教えてもらいました。

バスに乗って直ぐ、外は霧に包まれました。多いんですよねというか阿里山名物ともでいうのでしょうか?それはそれとして、個人的な感想ですが、阿里山森林鉄道よりもこの路線バスの方が、どちらかと言えば景色を楽しめると思っています。

なぜなら鉄道の線路沿いは鬱蒼たる森の中を走ることが多く、一方で道路は割とそれが少ないからですが、それで阿里山森林鉄道の魅力が乏しいという事にはなりません。

 

嘉義駅前にほぼ定時の14:46到着。列車よりも1時間も早く走る路線バス。と書きつつ、近い将来、阿里山森林鉄道が全線復活したら絶対にまた列車に乗る。だって世界的観光地である阿里山に行くのが目的ではなく、阿里山森林鉄道に乗って阿里山に行くのが目的なのです。

これがバスの乗車券。乗車時の前払いで、それを知らなかったことと料金の確認で手間取り、間違いなくバスがそれで1分は遅れた。

実は料金も事前に調べてあったのですが、後払いだと思いこんでいたため咄嗟にそのメモを見つけられずご迷惑をおかけしました。

嘉義からは事前予約していた15:30発の自強号で高雄(16:51着)に向かいます。

但し、コンビニでの発券ではなく、ネットでの予約票を駅で受け取っています。多少の節約。因みにこの列車、予想通りの満席でした。(乗車した5号車の車内の見た目)

この日の晩御飯。翌11月24日に控えた「大人の遠足」を前に、参加者が集まっての牛鍋パーティー。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!