2020年04月29日 23時48分

「んだ!いえてつ!」。

JR東日本秋田支社のウェブサイトで、「そうだ!“家”で“鉄道”を楽しもう」「んだ!いえてつ!」を見つけました。

●ぬりえギャラリー

●動画ギャラリー

●ポスターギャラリー

●いえてつ!検定

以上の4コンテンツがあり、それぞれ担当者の工夫が生きていると思います。このブログからのリンクが貼ってtいませんので、詳しくはご自身で検索~アクセスをお願いします。

ということで私も家で、「んだ!いえてつ!」中。

一見古そうな感じですが、

新幹線が開業する4年前の1960年(昭和35年)の発行ですから相当な年代モノ。

何せ私が小学校に入った年の発行です。

その中の記事に、特急「つばめ」「こだま」で電話が使えるようになったという記事を見つけました。

因みに通話料。今の物価と比較すると、さすがに高いですね。

参考までに、100円では40~43キロ、300円では123~127キロ乗ることが出来ます。

今の運賃にしますと、100円=770円、300円=2310円。やはり高い!けどそっちに私が驚いたのではなく、昭和35年に列車内に公衆電話があったこと。もっとも一部の近鉄特急に公衆電話が設置されたのはそれよりも早かったはず。

2020年04月26日 21時00分

不要不急という言葉。

不要不急という言葉ですが、鉄道の歴史に興味を持つ人間にとって遠い存在ではありません。

第二次世界大戦中、鉄道省(後の国鉄)であったり民営鉄道において、かなり多くの路線が「不要不急線」ということで休止され、他線への転用であったり金属供出のため線路が剥がされました。

この写真は紀勢本線(1959年以前は参宮線)阿漕駅から高茶屋駅方面を撮影したものですが、この阿漕~高茶屋間は戦争前は複線だったのが、不要不急線ということで単線化されました。

その後、複線に戻されることはなく今も単線のままですが、この区間が複線だった言う事は、鉄道の歴史に詳しい方に教えられ、その時は随分驚いたものです。

もっとも調べてみれば戦前の参宮線はかなりの区間が複線で、それだけ乗客が多かったということでしょうし、一方で戦争の激化で複線区間の「不要不急線」としての単線化は止むを得ない状況だったのはきっとその通りなのでしょう。

参考までに「Wikipedia」に記載の不要不急線の類型は下記のとおりです。

1)輸送量が小さく、撤去されても軍事輸送上影響の少ない路線

2)観光輸送などが主力の路線であり、軍事上重要度の低い路線

3)近接して並行路線があり、代替輸送が可能な路線

4)過剰設備となった複線の1線撤去による単線化

線路の配置を改めて見れば、成程かつて複線だったのかと得心が行きます。

この「不要不急」という言葉について、知人からその言葉がもとは鉄道用語という説があると聞き、今回ここに書いたのですが、戦時の不要不急線はかなりの路線がそのまま休止~廃止となっただけではなく、復活した路線もその後、廃止されたケースが多く見られます。

つまりそれが不要不急というものの実態なのでしょうが、今、自分自身の行動においての不要不急は何なのかが問われているのかも知れません。

2020年04月25日 21時32分

時刻表5月号。

時刻表の5月号が発売されました。今月は「エヴァンゲリオン」とのコラボレーションです。

付録はマスクケース。きっとこのコラボレーション企画の検討時には無かったアイデアでしょう。新型コロナウイルスの影響の一つと言えそうです。

時刻表の各所で見かけた「新型コロナウイルス感染症…」の注意書き。

飛行機の時刻表にも同様の表記が…。

今日のニュースで、東京発の新幹線で自由席の乗車率0%の列車があったと伝えていました。時刻表に掲載されている時刻通りに走る列車に乗ってどこかに出かけられる日をただ待つ。今はひたすら辛抱の日々。 STAY HOME。

2020年04月15日 20時05分

SL人吉号は来週末から運休へ。

本線を走る蒸気機関車の一つ、JR九州のSL人吉号。

風光明媚な肥薩線を走ることで人気の列車です。

JR九州は、このSL人吉号の運転を4月24日から、5月一杯運休すると発表しました。

今週末は運転されますが、恐らく指定席の予約は殆ど入っていない事でしょう。

また大井川鐡道でも5月8日まで、SL列車は運休となっており、本当に寂しい限りです・

そして私はここの所家で“鉄道断捨離”の日々を送っており、身軽になり新たな気持ちで趣味に向き合える日がいつか来るのを待っています。

2020年04月14日 23時13分

鉄道誌の動向。

株式会社ネコ・パブリッシング発行の鉄道誌の動向です。

4月30日発売  鉄おも!150号(2020年6月号)

5月21日発売  レイル・マガジン442号(2020年7月号)

5月21日発売  RMモデルズ299号(2020年7月号)

の休刊が決定しました。

なお同社が運営するサイト「鉄道ホビダス」においても「今日の一枚」コーナーの更新がやはり停止されています。

また交通新聞社発行の『鉄道ダイヤ情報』2020 年6月号(5 月 15 日発売)は発売延期が発表されています。

今月は各社とも何とか発売されるようですが、これから当面、寂しくなるのは間違いありません。

2020年04月11日 22時19分

散歩鉄。

今年の桜は持ちがよい気がします。

花びらは散り始めていますが、それはそれで味わいを感じます。

この桜の花は我が家からほど近い公園で咲いています。

今日は散歩鉄。体を動かさないと段々体が硬くなっていく気がして、本笠寺~本星崎間の桜の名所へ。

もうちょっとましな写真になっているかと思ったら、、、。再挑戦は多分、来年かな?

シャッタースピードが中途半端でガックリ。この年でまだまだ勉強中。

ところでこの場所まで、我が家からは結構な距離です。これまでなら確実に車ですが、今日は午前中よく歩きました。もっとも往復で違う道を選んだので、それも時間がかかった一因でしょう。

さて明日も午前中は何とか天気が保ちそうなので、またどこかまで歩いてみようかと思っています。

2020年04月10日 22時34分

加悦(かや)SL広場(3)2020年3月1日の加悦SL広場。

愛知県が独自の緊急事態宣言を出しました。鉄道の趣味者としては当面、近所の散歩鉄位は楽しもうかと思っていますが、それにしても私個人としては富山地方鉄道軌道線南北接続を乗りに行ける日が早く来るのをただ祈るばかりです。

もっともその前に、ひたすら感染しないように自衛の日々です。

先月の1日(日)、閉園を前にした加悦SL広場を訪問。この日一日は、実はとあるグループの企画に便乗させて頂いたのですが、これが私の完全プライベートお出かけ鉄活の最後となりました。それにしてもこれがわずか1か月前のこと。

ところでこの日のこの場所、他の訪問者も名残りで来られているのは間違いないのですが、「葬式鉄」とは若干異なる感じで入園しました。現役の鉄道が廃線になるのではないということもありますが、何せ展示してある車両に皆さん、馴染みがないので、普通に見学して回っておられました。かく言う私も同類です。

旧加悦駅を移転させたと見紛う(みまごう)ほどの建物ですが、本物ではなく。レプリカ/複製です。そうした来歴を知らなければ、きっと旧加悦駅がここにあったと思う人も多そうです。

 

2020年04月07日 21時20分

趣味と社会生活。

東京、埼玉、千葉、神奈川、大阪、兵庫、福岡の各都府県に緊急事態宣言が発令されました。

突然ですが「私が会員となっている」と時折書いているNPO法人名古屋レール・アーカイブスは、趣味人の集まりなのですが、「法人」です。

アルコール除菌スプレーが手に入らないので、せめての用意でハンドソープと除菌ウェットティッシュを事務所に置いているのは、小なりと言えども「法人」としての責務と思っています。

「法人」なので一般的な企業と同じように対外的な活動があります。例えば近々では一昨日放送の『前略、大とくさん』に写真を貸し出しています。また現在進行形で出版社との企画協力の話もあったりします。

それらの収入に伴う活動があっても、私を含めた作業に携わった会員に給与等の支払いはありません。もっと言えば年会費を払っており、つまるところお金を払って会としての活動をボランティアで行っているのです。

 

現在、月に2回行っている会としての公式活動である資料整理、フィルムのデジタル化などは、「不要不急」ということで休止しています。

一方、写真の貸出であったり法人としての義務を果たすための活動は止められません。

先に書いた通り、趣味人の集まりなので、普段はあまり「法人としての責務」とか深くは考えていませんでした。しかし法人として行わなればならないことはそれなりにあり、今回ばかりは「法人の維持」のための作業を改めて自分自身に問い直すきっかけとなっています。

2020年04月06日 20時59分

加悦(かや)SL広場(2)2006年9月24日の加悦SL広場。

3月31日で営業終了した加悦SL広場が開業したのは1977 年 9 月 (昭和52年) 。つまり一昨日UPした写真に写っている加悦駅構内の蒸気機関車や客車は単に駅構内に休車の状態で留置されていたものです。

2006年(平成18年)9月24日の加悦SL広場。名古屋からドライブで出掛けてました。

加悦SL広場の入り口にある蒸気機関車のモニュメント。なのですが、恐らくこれは1996年(平成8年)11月に今の場所に移転した際に作られたものだと思っています。

ちょっと分かり難い話で恐縮ですが、もともと加悦駅・加悦SL広場があった場所は、当時の加悦町(現在は合併により与謝野町)に譲渡されており、今の加悦SL広場があるのは旧大江山鉱山駅(おおえやまこうざんえき)跡なのです。

今とあまり変わらない姿の加悦SL広場。

『近年、展示車両や施設の老朽化により、お客様の安全を確保し営業を継続する事が非常に困難な環境となり、誠に勝手ながら 2020 年 3 月 31 日をもちまして閉園する事を決定致しました。』というコメントが宮津海陸運輸株式会社「加悦SL広場公式サイト」に出ていましたが、これまでよく持ちこたえていたというのが私の偽らざる感想です。

その時から戻ること30年の1976年よりも美しく見えたキハ08 3。

2020年04月05日 20時02分

佐屋川創郷公園(さやがわそうごうこうえん)。

人の多い場所に出かけるのは、憚られるというよりやはり近寄らない方が身の安全と思う今日この頃。

ということでゆったり花見が出来ますよと教えて頂いた愛知県蟹江町の佐屋川創郷公園(さやがわそうごうこうえん)に買い物ついでのおでかけ。お散歩。

写真のメインは桜と鯉のぼり。

ピンクの花の向こうに赤い電車。

ピンクの花の向こうに…。

良い場所ですね。来られているのはほぼご近所さん。4匹の犬の散歩をされている方とマスク越しでお話をしたり、ゆったりとした時間が流れていました。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!